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【トロロッソ・ホンダ/ガスリー密着コラム】6戦ぶりの入賞にも不満なガスリー。幼なじみオコンとの仲に深い亀裂

2018年11月6日

 2018年、ホンダF1はトロロッソと組んで新しいスタートを切った。新プロジェクトの成功のカギを握る期待の新人ピエール・ガスリーのグランプリウイークエンドに密着し、ガスリーとトロロッソ・ホンダの戦いの舞台裏を伝える。


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 前戦メキシコGPのピエール・ガスリーは、パワーユニットとギヤボックス交換による最後尾スタートにもかかわらず、10位入賞を果たした。8月のベルギーGP以来、実に6戦ぶり(!)となる久々のポイント獲得だった。


 その結果に関してガスリーは、「もちろんうれしいよ。タイヤもしっかり持たせることができたしね」と言っていた。しかし傍で見る限り、明らかに手放しで喜んでいる感じではなかった。主な理由はふたつあったと思う。


 まずはザウバーにまったくかなわず、コンストラクターズ選手権でも抜かれてしまったことだ。終盤にはマーカス・エリクソンを激しく追い立てたが、「コーナー立ち上がりで離されて、まったく仕掛けることができなかった」。


 1周のラップタイムでは互角か優っていたにもかかわらず、車体のトラクション性能が劣っているために、早いタイミングでスロットルを開けられず、ザウバーに置いて行かれたのだった。


 ガスリーはドライバーズ選手権でもシャルル・ルクレールが7位に入ったことで2点差まで迫られ、こちらもザウバーに追われる展開になっている。

ガスリー(写真左)に2点差まで詰め寄っているルクレール(写真中央)


 そしてもうひとつの不満が、エステバン・オコンとのバトルだった。


 12番手を走っていた終盤、ガスリーはターン4でコースオフを喫する。オコンを抜こうとした際、「幅寄せされて接触を防ぐために、コースをはみ出さざるをえなかった」というのが、ガスリーの主張だ。


 しかしスチュワードは審議の結果、お咎めなしの裁定を下した。2台がブレーキング競争となり、ガスリーはブレーキをロックさせてコースオフしたという見解だった。


 ガスリーはそれに納得せず、「オコンが相手だと、いつも同じことが起きる」とコメントしている。レース序盤にぶつけられてリタイアを喫した、フランスGPのことが念頭にあったことは間違いない。

■幼なじみのオコンとガスリー。不仲の発端はカート時代

 ともにフランス西部で生まれ育ったガスリーとオコンは、カート時代から大の仲良しだった。サッカー少年でジネディーヌ・ジダンを崇拝していたガスリーがカートを始めたのも、オコンの父親の薦めだった。しかし実はこのふたり、今は残念ながらお互いほとんど口も利かない関係になってしまっている。


 双方の親に何度か話を訊いたのだが、彼らの言い分はかなり食い違う。そもそもの不仲のきっかけが、カート時代のFFSA(フランスモータースポーツ連盟)による奨学金をめぐるイザコザだったことは確かなようだ。同連盟の奨学金が、キャリア、実績ともに優れているオコンではなく、ガスリーに支給された。


 極貧の環境でレースを続けていたオコン家にとっては、喉から手が出るほど必要な奨学金だった。「当然われわれが、もらえると思っていた。不透明な選考基準だった」というのが、彼らの言い分だ。

バトルを繰り広げるオコンとガスリー


 一方ガスリー側は、「あまり非難はしたくないけれど」と口は重かったものの、「オコンの言動にふさわしくないものがあった」ことを示唆した。


 その後ふたりは四輪にステップアップ、欧州フォーミュラ・ルノーを最後に、違うキャリアを歩む。そしてF1にはオコンが約1年早く到達した。それでも2017年のマレーシアGPでガスリーがF1デビューを果たした際には、オコンも祝福の言葉を贈っていた。


 しかし今年に入ってふたりの関係は一気に悪化し、口も利かないどころかお互いについてコメントすることすらしない。多くのレースに帯同するオコンパパと、ガスリーの両親も交流はない。もともとは大の仲良しだったはずのふたりだけに、早くわだかまりを解いてくれるといいのだが。



(取材・文 柴田久仁夫)




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