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F1第19戦メキシコGP決勝トップ10ドライバーコメント

2018年10月30日

 2018年F1第19戦メキシコGP決勝でトップ10に入ったドライバーたちが日曜日を振り返った。


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■アストンマーチン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=1位

2018年F1第19戦メキシコGP 優勝したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)


 昨日は(ポールポジションを獲れなかったため)すごく悔しい思いをして、本当にがっかりしていた。でも今日はハッピーだよ。日曜にハッピーなのが一番いいことだ。


 昨日の夜はあまり眠れなかった。でも決勝がスタートした瞬間に気分が変わった。トップに立って、その位置をキープし、自分自身のレースに集中することができた。ルイス(・ハミルトン)はグリップに苦労していたようだった。リードを保つために、彼と同じぐらいのラップタイムで走るよう心がけた。


 今回も戦略はうまくいったね。スーパーソフトをあと1セット持っていたから、終盤に新品に換えることが可能だった。その上で、タイヤの摩耗を管理して走った。セブ(セバスチャン・ベッテル)がピットに入った時、僕らも同じことをして、ギャップも維持できた。


 ダニエル(・リカルド)がコース脇にマシンをとめるのを見て、エンジンの出力を落とした方がいいかどうか、チームに尋ねた。後方にギャップがあったから、それだけの余裕があったし、確実にチェッカーフラッグを受けたかった。1−2でなかったとしても、2台揃って表彰台に上れるだろうと思っていたから、すごく残念だ。


 今年の表彰台も去年と同じく最高だった。DJが来てくれて、大勢のファンがスタンドから降りてきて、素晴らしい雰囲気だったよ。2年連続メキシコで優勝できたというのがまたうれしいね。情熱的なファンが大勢いるから、またここに戻って来たいと思うんだ。


 5回目のタイトルを獲得したルイスにおめでとうと言いたい。一年を通して一番安定して強さを発揮していたのは彼だった。チャンピオンにふさわしいよ。特別な気分なんだろうね。近いうちに彼とタイトル争いができるといいな。


■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=2位

2018年F1第19戦メキシコGP 2位 セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)


 今年僕らにはタイトル獲得のチャンスがあった。大部分のチャンスをうまく生かしたけれど、生かせなかったチャンスもあったかもしれない。でも結局のところ、僕らは力不足だったのだと思う。


 ルイスとメルセデスにおめでとうと言いたい。彼らは一年を通して最高の仕事をした。僕らが今やらなければならないことは、それを受け入れて、彼らにお祝いの言葉を贈ることだ。本当なら戦いをもっと長引かせたかったけれど、それができなかった。


(タイトルの可能性を失ったことが確定した時は)最悪の瞬間だった。努力を重ねていても、その時がどんどん近づいてくる。ポイントの状況は理解していたが、それでも確定をできるだけ遅らせたかった。


 これまで3回こういう失望の日を経験してきた。その年のタイトルを獲れる可能性はもうないと悟る瞬間だ。辛い日だよ。

2018年F1第19戦メキシコGP レースを終えたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)


(レース直後、ハミルトンにどういう言葉をかけたかと聞かれ)「君はチャンピオンにふさわしい。存分に楽しんで」と言った。5度目のタイトルだ。彼は一年を通して最高の走りをし、信じられないようなことを達成した。僕より優れていた。だから彼を祝福し、「来年も頑張って。僕もまた君と全力で戦うから」と言った。


 勝者はひとりしかいない。今年は彼がその称号にふさわしい。僕らにはこれから学ぶべきことが山ほどある。たくさんのことを学び、そこから正しい結論を導き出さなければならない。ひとつ確かなのは、僕らは優秀なチームであり、大きなポテンシャルがあるということだ。そのポテンシャルをめいっぱい解き放つ必要があるんだ。


 これからはコンストラクターズ選手権に集中し、メルセデスに勝つため、残りの2戦でいい結果を収めることを目指す。


(フェラーリの本拠マラネロの)皆はタイトルにふさわしい仕事をしている。彼らのためにできる限り多くのポイントをつかむつもりだよ。


■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 決勝=3位

2018年F1第19戦メキシコGP 3位 キミ・ライコネン(フェラーリ)


 今日はマシンがとても好調だった。順位は完璧とはいえないけれど、スタート位置を考えれば、これが最大の結果だと思う。2台揃って表彰台を獲得し、チームのためにまたポイントを稼いだ。


 タイヤの最初のセットでは苦労したが、それに比べれば2セット目はよかった。それは予想していたことだ。最初のスティントでメルセデスの前に出ようとしたけれど、うまくいかず、タイヤもダメージを負ってしまった。


 2回ストップから戦略を変更し、1回ストップでいくことにした。大変なレースになることは承知の上だったが、セカンドスティントではタイヤはとてもいい状態だった。終盤は左フロントが終わりかけていたけれど、それでも速さを発揮できた。


 残り2戦でコンストラクターズ選手権でメルセデスとのポイント差を縮めたい。(ドライバーズタイトルを獲得した)ルイス(・ハミルトン)にお祝いを言うよ。今年、彼は他の誰よりもいい仕事をした。チャンピオンになって当然だ。


■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 決勝=4位

 間違いなく、僕にとってベストの一年だ。今年を今までで一番の年にすることを目標に据えていた。去年タイトルを獲得した時、これからさらに向上するにはどうしたらいいだろうと考えた。フィジカル面をもっと整え、集中力を高めるにはどうしたらいいのか。もっとうまく時間の使い方を管理し、より優れたオールラウンドのドライバーになりたい。クルマに乗っている時だけでなく、チームのなかで、ガレージのなかで、エンジニアとの関係において、ファクトリーにおいて、そういったあらゆる分野で改善するにはどうしたらいいのかと考えたんだ。


 今年、そういうすべての要素のレベルを引き上げることができた。年齢を重ねたからできたことなのかどうかは分からないが、経験が役立っていることは確かだ。今年、僕は自分のキャリアのなかで最高のパフォーマンスを発揮していると思う。こういうシーズンを送ることができてとてもうれしい。


 ここに来るまで僕を助けてくれたすべての人に感謝している。無線で(レースエンジニアの)ボノが言っていたように、タイトルはここだけで獲ったんじゃない。たくさんのレースを通して行われてきたハードワークの積み重ねで勝ち取ることができたんだ。だからパートナーのペトロナス、そしてメルセデスの人たちの努力に心から感謝する。家族もそうだ。父をはじめ、家族の協力がなければ、僕は今、ここにいない。このような素晴らしい経験ができて光栄に思う。


 メルセデスとの関係は13歳の時に始まった。そして今、ファンジオが昔メルセデスで成し遂げたのと同じ記録を達成できた。今はただただ信じられない思いだ。

 今日のレースの話をすると、正直言ってひどいものだった。スタートはすごくうまく決まり、順位を上げられたけれど、その後はタイヤに苦しみ始めた。バルテリ(・ボッタス)も同じだった。なんとかタイヤを持たせて無事に完走することを目指すしかなかった。


■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 決勝=5位

 ルイス、本当におめでとう! 彼は今シーズンも強かった。特に後半はすごかったね。チャンピオンにふさわしい。本当にうれしいよ。


 今年僕がタイトルを獲得する可能性がなくなった後は、彼が獲れるよう、少しサポートをした。でも僕としては、来年の戦いを今から楽しみにしているんだ。


 でも喜んでばかりはいられない。今日のレースは本当に苦しかった。スタートはとてもうまくいったけれど、そのうちタイヤに苦しみ始めた。このコースではタイヤがまるで持たない。僕は最終的に3回ピットストップをする羽目になった。予想していたより2回多く交換したんだ。


 なんとかうまくタイヤを持たせようとして、スライドしないよう心がけて走ったが、それでもどんどんだめになっていった。僕らが3種類のコンパウンドすべてで、なぜこれほどまでに苦戦したのか、今の時点では分からない。これから調べて、問題の原因を突き止める必要がある。ほとんどのチームが苦しんでいたようだが、僕らほどではなかった。これから調査するよ。


 ルイスがドライバーズタイトルを確定させたから、次はコンストラクターズ選手権を決めるために、全力を尽くしていこう。


■ルノー・スポール・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=6位

2週連続で良い週末を過ごし、大量にポイントを獲得できた。僕としては、落ち着いてた堅実なレース展開だったよ。1ストップの戦略は少し孤独だったけどね。


レースを通してマシンとタイヤをマネジメントしなければならなかったけれど、チームは週末中ずっと良い仕事をしてくれた。カルロス(・サインツJr.)がリタイアになったのは残念だったね。


そうでなければ今回も6位と7位で終われて、チームに多くの得点をもたらすことができたのに。それでもドライバーズ、コンストラクターズの両選手権でのリードを広げることができたから、良かったよ。


■アルファロメオ・ザウバーF1チーム
シャルル・ルクレール 決勝=7位

いいレースだったし、自分の7位という結果に満足している。今日の結果は僕のF1キャリアで2番目に良い結果だ。タイヤのマネジメントは大変だったし、その点ではかなり多くのことに対処しなければならないレースだった。


チームの努力によって、コンストラクターズ選手権での順位を上げられるだけのポイントを獲得できた。全体的に見ても前向きな結果だ。次のブラジルでも同じようなレースができることを願っている。


■マクラーレンF1チーム
ストフェル・バンドーン 決勝8位

 今日はとても満足いくレースができた。戦略に関し、準備を万端に整えて、今週末に臨んだ。ここではポイントを獲得できるチャンスがあると分かっていたんだ。8位でフィニッシュし、ポイントを獲ることができて、ものすごくハッピーだ。コンストラクターズ選手権の順位争いにおいて重要なポイントを確保できた。残り2戦も楽しんでいこう。


 僕らはプラクティスでは速そうに見えなかっただろうし、予選結果もよくなかった。でもここ数戦よりは前のグループに近づけていた。それに、僕らは予選より決勝でのパフォーマンスの方が優れている傾向にあるんだ。今日もそうだった。とてもいいレースができたよ。


 1周を終えた時点で最後尾の方を走っていたけれど、うまく挽回した。コース上で何度かオーバーテイクをしたし、タイヤをうまく長持ちさせた結果、8位でフィニッシュできた。僕自身にとっても素晴らしいリザルトだ。


 序盤はきつかったけれど、肝心なタイミングでプッシュし、同時にタイヤを労わって走った。1回ストップで行くのか2回ストップなのか、決断しなければならず、それが重要な局面だった。(1回ストップを選択したので)タイヤの管理が楽ではないと覚悟したが、なんとか持たせることができたんだ。あれがターニングポイントになったと思う。


■アルファロメオ・ザウバーF1チーム
マーカス・エリクソン 決勝9位

今日はチームにとって素晴らしい結果になったね。2台がともにポイント圏内に入れたことで、コンストラクターズ選手権での順位をひとつ上げることができたんだ。


自分のレースを誇らしく思っているし、F1での最高のパフォーマンスだったと思っている。タイヤのマネジメントをするために、ピットストップ後に多くのポジションを回復しなければならなかったけれど、ひとつもミスを犯さなかった。自分の結果に満足しているよ。


■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ピエール・ガスリー 決勝=10位

 まずはタイトルを獲得したルイス(・ハミルトン)にお祝いの言葉を贈りたい。またもやすごいことを成し遂げたね。(優勝した)マックス(・フェルスタッペン)もよかったね。


 自分のレースの話をすると、ポイント圏内でフィニッシュすることができて、最高の気分だよ。ペナルティを受けて最後尾の20番グリッドからのスタートだったから、トップ10まで順位を上げるのは簡単なことではなかった。でも僕らはそれをやってのけたんだ。1ポイント獲得することができて本当にうれしく思っている。このところ厳しいレースが続いていたから、チームの皆にとってすごくいい結果だ。


 今日はマシンの感触がよくて、すごいバトルもできたし、戦略もうまくいった。僕らはやれることすべてをしたと思う。楽なレースではなかった。今日一番重要なファクターはタイヤのマネージメントだったから、そこをうまくやらなければならなかった。タイヤを長持ちさせるために、レース全体を通して、正しいタイミングでプッシュし、集中し続け、ドライビングをうまく管理する必要があったんだ。


 ブラジルとアブダビでは予選のポジションからスタートできるはずだから、全力で戦って、ザウバーからコンストラクターズ選手権8位の座を取り戻したい。



(autosport web)




レース

4/19(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
4/20(土) スプリント 12:00〜13:00
予選 16:00〜
4/21(日) 決勝 16:00〜


ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン77
2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

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