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ベッテル、2018年F1タイトル争いで敗れる「覚悟はしていたが本当に辛い。力不足だったと認め、来年に向け態勢を整える」

2018年10月29日

 2018年F1メキシコGP決勝で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは2位を獲得した。今回ポイントリーダーのルイス・ハミルトンが4位に入り、2018年F1ドライバーズタイトルを獲得、ベッテルの敗北が確定した。


■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=2位
 今年僕らにはタイトル獲得のチャンスがあった。大部分のチャンスをうまく生かしたけれど、生かせなかったチャンスもあったかもしれない。でも結局のところ、僕らは力不足だったのだと思う。


 ルイスとメルセデスにおめでとうと言いたい。彼らは一年を通して最高の仕事をした。僕らが今やらなければならないことは、それを受け入れて、彼らにお祝いの言葉を贈ることだ。本当なら戦いをもっと長引かせたかったけれど、それができなかった。


(タイトルの可能性を失ったことが確定した時は)最悪の瞬間だった。努力を重ねていても、その時がどんどん近づいてくる。ポイントの状況は理解していたが、それでも確定をできるだけ遅らせたかった。


 これまで3回こういう失望の日を経験してきた。その年のタイトルを獲れる可能性はもうないと悟る瞬間だ。辛い日だよ。

2018年F1第19戦メキシコGP レースを終えたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)

(レース直後、ハミルトンにどういう言葉をかけたかと聞かれ)「君はチャンピオンにふさわしい。存分に楽しんで」と言った。5度目のタイトルだ。彼は一年を通して最高の走りをし、信じられないようなことを達成した。僕より優れていた。だから彼を祝福し、「来年も頑張って。僕もまた君と全力で戦うから」と言った。


 勝者はひとりしかいない。今年は彼がその称号にふさわしい。僕らにはこれから学ぶべきことが山ほどある。たくさんのことを学び、そこから正しい結論を導き出さなければならない。ひとつ確かなのは、僕らは優秀なチームであり、大きなポテンシャルがあるということだ。そのポテンシャルをめいっぱい解き放つ必要があるんだ。


 これからはコンストラクターズ選手権に集中し、メルセデスに勝つため、残りの2戦でいい結果を収めることを目指す。


(フェラーリの本拠マラネロの)皆はタイトルにふさわしい仕事をしている。彼らのためにできる限り多くのポイントをつかむつもりだよ。



(autosport web)




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