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F1 Topic:トロロッソ・ホンダ、メキシコGPは“予定通り”スペック2のパワーユニットで戦う

2018年10月27日

 第19戦メキシコGPで未使用のパワーユニット『スペック3』を緊急投入することとにったピエール・ガスリー。しかし、そのガスリーは金曜日のフリー走行1回目は、セッション開始直後に2周しただけ。計測タイムもなく、残りの1時間以上はガレージに留まったままだった。


 トラブルが続いているガスリーのスペック3に、新たな問題でも発生したのか。

2018年F1第19戦メキシコGP FP1はほとんど走行することができなかったピエール・ガスリー
2018年F1第19戦メキシコGP FP1はほとんど走行することができなかったピエール・ガスリー


 ホンダによれば、これは予定通りのメニューだという。その予定されていたメニューとは、ガスリー車に搭載された未使用のスペック3は、2周だけ走らせた後に再び交換するというものだった。ただし、ここで交換されるエンジンはスペック3ではなく、旧型のスペック2だった。


 そして、そのスペック2は、ブレンドン・ハートレーのマシンにもすでにフリー走行1回目開始前に搭載されており、ハートレーはパワーユニット交換を行う必要がなかったために、29周を走行することができた。


 なぜ、今回メキシコGPでホンダはスペック3ではなく、スペック2を使用するのか。田辺豊治F1テクニカルディレクターは次のように説明する。


「メキシコGPが行われるエルマノス・ロドリゲス・サーキットは標高が約2500mなので、エンジンのセッティングが平地で行われるほかのグランプリとは異なります」


「最新スペック(スペック3)はここ数戦オシレーション(共振)の問題を抱えていたため、メキシコGP用のセッティングを行うための時間的な余裕がなく、ここまで使い慣れた、旧スペックでメキシコGP仕様のセッティングに調整するほうが確実性が高いと判断しました」


 つまり、メキシコGPでスペック2を使用する理由は、ガスリーのパワーユニットにこの2戦で発生していた問題とは関係なく、メキシコGPが開始される前から決定していたことだった。


 メキシコGPで最新スペックを使用しないのは、ホンダだけではない。マックス・フェルスタッペンによれば、「ルノーのスペックCも標高の高いサーキットで困難に直面することをわかっているため、メキシコGPとその次のブラジルGP(標高約700m)より前のグランプリでスペックBを投入しておき、プールしておく必要があった」という。レッドブルが第16戦ロシアGPにスペックBを投入したのは、それが理由だった。


 つまり、今回のメキシコGPではスペック2で戦うホンダだが、終盤2戦のブラジルGPとアブダビGPでは再びスペック3に戻す。それはすでにグランプリで走らせたものになるので、ふたりともグリッドペナルティを受ける予定は、いまのところない。



(Masahiro Owari)




レース

4/19(金) フリー走行 12:30〜13:30
スプリント予選 16:30〜17:14
4/20(土) スプリント 12:00〜13:00
予選 16:00〜
4/21(日) 決勝 16:00〜


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3位シャルル・ルクレール59
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5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
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