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F1 Topic:前戦で問題となったメルセデスのリヤホイール、メキシコGPのスチュワードが合法と認める

2018年10月26日

 メルセデスが第18戦アメリカGPで修正を加えたリヤホイールを使用していたことは、10月25日の『F1 Topic:メルセデスがアメリカGPで失速する原因となった“いくつかの理想的ではない問題”』でも触れたが、その問題がメキシコGPで大きく進展した。


 FIAに続いて、レーススチュワードがメルセデスからの要請を受けて、第13戦ベルギーGPから使用してきた新形状ホイールが合法であるという判断を木曜日の17時54分に下したのだ。


 この裁定が下される前に、筆者はFIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングに、メルセデスのリヤホイール問題について尋ねた。ホワイティングは「FIAとしてはレギュレーションに則っていると判断して合法だという旨をフェラーリに伝えたが、彼らは納得していなかった。それはホイールが回転という動きをするからだ」


 F1では現在、トップチームのほとんどはフロントホイールのハブが開口している仕様を採用している。これはブレーキダクトからの入って排熱された空気をホイールの隙間からだけでなく、ハブから排出することでフロントタイヤ周辺の風の流れを整流するだった。


 なぜ、これが合法でメルセデスのリヤホイールが問題視されたのか。ホワイティングはこう続けた。


「ハブは軸なので空力可動物にはあたらないがホイールは回転しているので、空力可動物にあたるのではないかという見解があったようだ。FIAはそういう見解ではなかったが、フェラーリがそれに抗議するかどうかは彼ら次第だ」

スポークの中心部分に隙間ができた複雑な形状となっているホイール。
※これはフロントホイールだが、考え方は同じ。


 フェラーリが疑問視したメルセデスのホイールはスポークの中心部分に隙間ができた複雑な形状となっている。これが回転することで、ここから出た空気が空力に影響を与えているのであれば、それは空力可動物に当たるのではないかという考え方だ。

これがリヤホイールで少しだけスポークの中心部分に隙間が見える


 しかし、FIAはメルセデスのホイールの隙間は冷却のための隙間だと結論。しかも、タイヤと一緒に回転することは可動物には当たらないとした。


 今回、メキシコGPのレーススチュワードもFIAの見解を支持。これにより、メルセデスはメキシコGPでは、日本GPまで使用してきた最新のリヤホイールが使用できることなった。


 フェラーリが、このレーススチュワードの決定に抗議するかどうかは現時点では不明だ。



(Masahiro Owari)




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