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【小松礼雄のF1本音コラム】開幕戦で練習不足だったピットストップ。次戦は“勝負レース”になる

2018年4月4日

 現役日本人F1エンジニアとして、ハースF1でチーフを務める小松礼雄エンジニアの連載コラム オーストラリアGP編。現在のF1で起きている真相と、現場エンジニアの本音を読者のみなさまにお届けします。

 ☆   ☆   ☆   ☆   ☆

 2018年シーズンが開幕しました。ウインターテストの結果からクルマが速い事はわかっていたので、メルボルンではミスなく完走する事が最大の目的でした。しかし、危惧していたレースでのオペレーションの問題が出てしまい、2度のピットストップ両方でミスを犯してリタイアという最悪の結果になってしまいました。

 前回のコラムで「出すべき結果を当たり前のように普通に出せるかどうかでチームの成長度が計れる」と書きましたが、残念ながら、まだまだウチはちゃんとしたチームに成りきれていないということを露呈することになってしまいました。

 予選はケビン(マグヌッセン)が6番手、ロマン(グロージャン)が7番手を獲得し、チーム創設以来ベストの結果を出せたのは良かったのですが、タイム的には不満でした。FP2と比べてみると、順位は6番手(ロマン)で同じですけど、トップとのタイム差が広がっていましたから。

 土曜日の朝に雨が降り、気温&路面温度が下がったコンディションの変化に、うまく対応できなかったんです。それでも何とか予選をまとめてトップ3チーム以外に勝ち、僕たちが“いるべき場所”を獲得できたことにはホっとしましたが、クルマのポテンシャルをちゃんと引き出せていればタイムもあと0.5秒は上げられたはずなので、正直、手放しでは喜べなかったです。

Sutton Images

 レースでは、(ダニエル)リカルドの3グリッド降格により、5、6番グリッドからのスタートになりましたけど、金曜日の結果からロングランのペースが良いことは分かっていたので、普通に走ればまずトップ3チーム以外には負けないと確信していました。

 ケビンがまずまずのスタートを決めて(マックス)フェルスタッペンをかわし、4番手にポジションを上げましたが、その後はもう少しペースを上げられたはずです。

 9周目にフェルスタッペンがスピンしてロマンが5番手に上がった後、一気にケビンとの差をつめてすぐに追いついたのが、その証拠ですね。ロマンに関して言えば、フリーエアになった瞬間に1秒くらいペースを上げて1分28秒805を記録しましたが、この時のタイムはトップチームと比べても予想していた範囲内だったので、クルマの出来は良かったと思います。

 しかし、ピットストップでまさかの出来事が起こりました。ご存知のように、ケビンは左後輪、ロマン左前輪と、ともにタイヤ交換でミスを犯してしまいました。4、5番手を走っていたこともあり、メカニックもやる気満々で2.2秒とか2.3秒でコースにマシンを繰り出そうとして、逆に最悪の事態を招いてしまいました。

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ドライバーズランキング

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1位バルテリ・ボッタス26
2位ルイス・ハミルトン18
3位マックス・フェルスタッペン15
4位セバスチャン・ベッテル12
5位シャルル・ルクレール10
6位ケビン・マグヌッセン8
7位ニコ・ヒュルケンベルグ6
8位キミ・ライコネン4
9位ランス・ストロール2
10位ダニール・クビアト1

チームランキング

※オーストラリアGP終了時点
1位メルセデス44
2位フェラーリ22
3位レッドブル・ホンダ15
4位ハース8
5位ルノー6
6位アルファロメオ4
7位レーシングポイント2
8位トロロッソ・ホンダ1
9位マクラーレン0
10位ウイリアムズ0

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