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マクラーレンF1「ホンダとの絆は人が思っているよりもずっと強かった」再提携の可能性を否定せず

2017年12月28日

 マクラーレンのエグゼクティブディレクター、ザック・ブラウンが、ホンダとの契約を打ち切るという苦渋の選択を行ったものの、両者の関係は最後まで良好で、将来また手を組む可能性もあると語った。


 マクラーレン・ホンダのパートナーシップは、共にF1の頂点に立つことを目指して2015年にスタートしたが、期待したような成績を出すことができないまま3年が経過、結局2017年末で契約を解消することが決まった。


 契約終了を発表したのは9月半ばだったが、2017年プレシーズンテストの段階で、ホンダ以外の選択肢を探る必要性を感じたとブラウンは示唆した。2月末から3月初めにかけて行われたテストではパワーユニットのトラブルが連発し、満足に走行を積み重ねることができないままに開幕を迎えなければならなかった。


「バルセロナでのテストの段階で、自分たちが窮地に陥っていることが分かった」とブラウンはSky Sportsに対して語った。


「それから6カ月間、2018年に大幅に戦闘力を上げられるという確信をもたらすような解決法を探し、懸命に取り組んだ」


「しかし、さまざまなことを試みた結果、うまくいかないと感じた。F1での3年は長い。我々はチームをトップの位置に戻すため、方向性を変える必要があった」


 コンストラクターズ選手権ランキングは、2015年が9位、2016年が6位、2017年は再び9位に落ちた。期待していた結果には全く届かなかったものの、マクラーレンとホンダの関係は常に良好であり、悪感情は一切なかったとブラウンは述べている。

2017年F1ブラジルGP マクラーレン・ホンダが記念撮影

「我々はホンダに心から感謝している」とブラウンは言う。


「ホンダは素晴らしい人材が揃った素晴らしい企業だ。彼らとの関係は常に強固であり、それは今も変わらない。従って、将来彼らと組んでレースをする可能性を否定しない」


「彼らの今後の活躍を祈っている。我々はチームの最大の利益を考え、困難な決断を下す必要があった。だが(ホンダとの)結びつきは人が思っているよりもずっと強固だった。これまで共に懸命に取り組み、悔しさも共有してきた。最後まで互いに怒鳴り合ったりするようなことはなく、日本ではバーベキューパーティーをしたし、アブダビでは乾杯の席を設けた」


 2018年にはマクラーレンはルノーと、ホンダはトロロッソと組んで、それぞれ向上を目指していく。



(AUTOSPORTweb)




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