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マクラーレン、ホンダに感謝「3年にわたる戦いに悔いはない。それぞれの道で成功を」/F1アブダビGP日曜

2017年11月27日

 2017年F1アブダビGP決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは9位、ストフェル・バンドーンは12位だった。


 アロンソは11番グリッド、バンドーンは13番グリッドから好スタートを決めたが、バンドーンは1コーナーに向けて行き場をなくす形でポジションを落とした。アロンソはスタート直後にフェリペ・マッサの前に出るが、すぐにポジションは入れ替わり、マッサ、アロンソ、カルロス・サインツJr.が僅差の10位争いを展開。アロンソがまずピットストップ、続いてピットに入ったマッサはアロンソのすぐ前でコースに復帰するが、アロンソはコース上でポジションを取り返した。その後、ダニエル・リカルドとサインツJr.がリタイアしたことで、アロンソは9位に繰り上がり、その位置を保ってフィニッシュ、2ポイントを獲得した。


 バンドーンはレース序盤にマシンにダメージを負ったことで、マシンを労わりながら完走を目指すレースになった。チームは予定より早い12周目に彼をピットインさせてダメージをチェックし、ハンドリング改善のためにバランスセッティングの変更を試みた。ハンドリングはわずかに改善したものの、バンドーンは問題を抱えながら、後ろのマシンからポジションを守るために戦い続け、最終的には12位フィニッシュを成し遂げた。


■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
 今日はシーズン最後のレースで最後まで走り切るため、チーム全員が懸命に戦った。ドライバーたちは、オーバーテイクが難しいことで知られるこのコースで見事な仕事をした。全員の努力によって、完走し、2ポイントを獲得した。我々の努力にまさにふさわしい結果だと感じている。フェルナンドはいつもどおりの彼ならではのスタイルで、ポイントを目指して全身全霊をかけて走り続け、ファイナルラップまで諦めることなくプッシュした。彼とエンジニア、メカニックたちが見事な仕事をしたことで、ピットストップを使ってフェリペ・マッサとのギャップを縮め、最終的に彼自身がバックストレートで素晴らしいアクションを見せてフェリペを抜き去った。


 ストフェルにとっては非常にタフなレースだった。スタート直後からハンドリングに重大な問題を抱えていたにもかかわらず、彼は最後まで12位を維持するという、信じられないような仕事をやってのけた。正確な原因は今の段階では分からないが、データから、ダウンフォースを大幅に失っているのが分かった。そのため、マシンはドライビングが不可能といってもいいような状態だった。しかし彼は後ろから追ってくる5台のグループを抑えきり、マシンを無事にチェッカーまで持ち帰るという、素晴らしい仕事をしてみせた。チームは、ピットストップを予定より早めて、マシンバランスの調整を行うことで、状況を改善しようとした。一方で彼自身も、この長く暑いレースを通して、懸命に走り続け、チェッカーまでマシンを持ってくるためにマシンを非常にうまく労わって走った。

2017年F1第20戦アブダビGP フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)

 何よりもいま、マクラーレン・ホンダの全メンバーに対して、心の底から感謝の言葉を贈りたい。彼らの労働意欲、チームに対する貢献と情熱は他の追随を許さないレベルであると確信している。我々のチームをあるべき状態にすべく、彼らは全力を注いできた。彼らの揺るぎないスピリットのおかげで、状況がどれほど厳しくても、我々は戦い続けることができた。


 我々のファンも最高だ。彼らが忠実に揺るぎない気持ちで我々を応援し続けてくれていることに心から感謝したい。この1年の彼らの献身に深くお礼を申し上げる。シーズンを通して我々を信頼し、情熱を示してくれたパートナーにも感謝する。近い将来、新たなエキサイティングな時代を迎えることを楽しみにしている。

2017年F1第20戦アブダビGP 別れの乾杯をするマクラーレン・ホンダ。ザック・ブラウン、長谷川祐介氏、フェルナンド・アロンソ、ジョナサン・ニール、ストフェル・バンドーン、エリック・ブーリエ

 最後に、マクラーレンの全メンバーを代表し、ホンダに対して心から感謝の意を表したい。彼らは常に学び、前進し、改善するため、我々とともに懸命に努力してくれた。極めて困難なシーズンだったことは誰にも否定できないものの、パートナーシップを終えるアブダビでは、我々の間にこれまで以上に強い絆が結ばれており、尊敬の念があふれていた。この3年間、浮き沈みはあったが、我々に後悔はない。マクラーレン・ホンダのチームメンバー全員が、それぞれの歴史における新たな門出を前に、互いの成功を祈っている。



(AUTOSPORTweb)




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