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3分で読むF1ココだけの話:タイミングが難しいホンダPUアップデートの時期

2017年9月25日

 今シーズン限りで、マクラーレンとの提携を解消することになったホンダ。しかし、両者とも「最終戦まで全力を尽くす」ことで合意しているという。マクラーレンにとっては分配金の算定基準となるコンストラクターズ選手権での順位を少しでも上げる必要がある。ホンダにとっては来シーズンのパワーユニットも基本的には今シーズンを踏襲する方向ということで、今年の開発を継続することが来年につながるというわけだ。

 では、ホンダの次のアップデートはどこになるのか?

 長谷川祐介ホンダF1総責任者は「残りのレース数を考えると、アップデートはあと1回に収めたい」という。すでに年間4基という制限を上回っているホンダは、新スペックを投入するたびに大きなペナルティを受けてしまう。

 しかし、シンガポールGPで走らせたPU1基では残り6戦を走りきれない。どこかで1基は新品を投入しなければならない。そのタイミングが難しい。
 というのも、残り6レースでマクラーレン・ホンダが最も多くのポイントを望めるグランプリはアメリカGPだ。アメリカGPのことだけを考えれば、その直前に新スペックを投入するのが望ましいが、そうするとホンダの母国グランプリとなる日本GPで大量のペナルティを受けてしまう。

 逆に日本GPを優先すると、次のアップデートはメキシコGPまで待たなければならず、新スペックの性能を生かすレースはブラジルGPとアブダビGPの2戦だけとなる。

 そこで考えられるのは、2台で新スペックを入れるタイミングをズラす計画だ。例えば、鈴鹿ではフェルナンド・アロンソのみ新スペックを入れて最後尾スタートとなるが、ストフェル・バンドーンはスペック3.7のままで戦い、通常のレースをしてもらう。そして、アメリカGPではアロンソがポイント獲得を託され、バンドーンは最後尾からスタートするという案だ。これはベルギーGPとイタリアGPでも行われており、十分に考えられる。

 問題はシンガポールGPでクラッシュしたアロンソのPUだ。レース中からすでにエキゾーストパイプが壊れていたことが確認されている。エキゾーストパイプ自体はペナルティなしで交換可能だが、問題は壊れたエキゾーストパイプの破片がターボで入り込んでいないか。

 アロンソのPUが、もしなんらかのダメージを受けて交換しなければならない場合、新スペック投入のシナリオは白紙に戻される。というのも、シンガポールGPの時点で、新スペック投入はマレーシアGPには間に合わない可能性が大だったからだ。もしアロンソがPU交換しなければならないのに、新スペックが間に合わない場合、アロンソはもう一度、PU交換をするか、あるいはスペック3.7のまま最終戦まで戦うことになる。

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