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マクラーレン・ホンダ甘口コラム オーストリア&イギリス編:PUの性能向上が実感できた週末

2017年7月24日

 マクラーレン・ホンダの活躍を甘口&辛口のふたつの視点からそれぞれ評価する連載コラム。レースごとに、週末のマクラーレン・ホンダのコース内外の活躍を批評します。今回はF1第9戦オーストリアGPとF1第10戦イギリスGPを、ふたつの視点でジャッジ。
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 オーストリアGPとイギリスGPの2週連続開催で、残念ながらマクラーレン・ホンダはどちらのレースでも入賞はならなかった。だが、序盤戦に漂っていた重い雰囲気は、レッドブルリンクでもシルバーストンでも感じることはなかった。それはこの2戦でポイント獲得はできなかったが、収穫はあったからだ。

 それはスペック3投入によって、中団の中で戦えるようになったことだ。イギリスGPでは、ストフェル・バンドーンがレース序盤はフォース・インディア勢2台とウイリアムズのフェリペ・マッサと同じペースで走っていた。そのことは長谷川祐介ホンダF1総責任者も認めていた。

「スペック3を入れた時点から、相対的なパフォーマンスは昨年と同じくらいの位置にいます」(長谷川総責任者)

 長谷川総責任者は、「昨年と同じくらい」というポジションについて明言は避けたが、最新型ではないメルセデスのPUを搭載したチームとほぼ互角に戦えるという意味だと考えていいだろう。そして、それは開幕時に昨年よりも広げられていたギャップが、ようやくスペック3の投入で、ほぼ昨年と同じにまで詰まったということを意味する。

 もうひとつの収穫は、10戦目にしてようやくバンドーンが調子を取り戻していたことだ。フェルナンド・アロンソのドライビングは、今年のスペインGPの予選7位や、イギリスGPの予選Q1でトップタイムのように、並外れたテクニックが必要なため、シャシーやPUの真の性能が判断しにくい。バンドーンが遅いのではなく、アロンソの走りが桁外れなのである。

 つまり、そのバンドーンが予選で初めてアロンソを上回ったということは、マシンの出来がPUも含めたパッケージとして、向上しているということを意味する。

 イギリスGPが始まる前は、パワーサーキットのシルバーストンで厳しい戦いが予想して、現地に乗り込んだマクラーレン・ホンダ。レースを終えた彼らは、ポイント獲得ができなかったことを悔しがって、シルバーストンを後にしていた。





レース

4/19(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
4/20(土) スプリント 12:00〜13:00
予選 16:00〜
4/21(日) 決勝 16:00〜


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10位ランス・ストロール9

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2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
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5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
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