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F1第6戦モナコGP予選トップ10ドライバーコメント

2017年5月28日

 2017年F1第6戦モナコGPで予選トップ10に入ったドライバーたちが、予選日を振り返った。


■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 予選=1位
 ポールポジションを獲得できてうれしい。ここは最前列からスタートすることが何より重要な場所のひとつだからね。これで仕事の半分は達成した。でも明日、大きなチャレンジに取りかからなければならない。


 ここまではうまくいっている。マシンにも満足だ。思ったとおりにすべてをうまくやるのは楽ではなかったけれど、予選ではいろいろな要素がうまくいった。ここでは小さなことがラップタイム上で大きな違いになる。


 僕らはいい仕事をした。チームは毎回、とてもいいポジションでコースに送り出してくれたし、すべてがスムーズに運んだ。

2017年F1第6戦モナコGP キミ・ライコネン(フェラーリ)、ポールを獲得し、ファンの声援にこたえる
2017年F1第6戦モナコGP キミ・ライコネン(フェラーリ)、ポールを獲得し、ファンの声援にこたえる

 明日は2台そろっていい結果を出せればいいね。まずはいいスタートを決めて、トラブルに巻き込まれないようにしなければ。1コーナーまでがかなり短いし、今年のマシンは幅広いから、オーバーテイクは難しい。
    
 ベストを尽くす努力をするつもりだが、簡単にはいかないと思う。自分がコントロールできないことがたくさん起こり得るからね。僕にとって一番大事なのは、明日のレースが終わる時点で、このポジションを維持していることだ。


■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=2位
 ポールポジションを取れる可能性があっただけに、自分に少しがっかりしている。でもチームにとって素晴らしい結果だよ。もし自分がポールポジションを諦めて誰かに譲り渡さなければならないのだとしたら、キミ(・ライコネン)を選ぶだろうしね。彼は予選でとてもいい仕事をしたから、よかったと思う。

2017年F1第6戦モナコGP 予選2位のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と3位のバルテリ・ボッタス(メルセデス)
2017年F1第6戦モナコGP 予選2位のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と3位のバルテリ・ボッタス(メルセデス)

 でも今日の自分のパフォーマンスには100パーセント満足だとはいえない。全体的にもっといい仕事をすべきだった。マシンはよかったから、僕自身のミスだ。(Q3)最後のランで欲張りすぎた。
 多くを望み過ぎて、逆に少し失ってしまった。


 明日どうなるか、予測はできない。スタート、ペース、戦略といったことを考えなければならない。そして、すべての要素をうまくまとめることを目指そう。レースにはいつもどおりの準備をしていくよ。
 
(ポールポジションのライコネンとのスタート直後のバトルについて聞かれ)ふたりともレースの経験は豊富だから、1コーナーでどうすべきかは分かっている。僕らはレースをするためにここにいるんだ。


■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス 予選=3位
 今週末、僕らは苦戦している。FP1はうまくいって、滑り出しはよかったけれど、FP2でのセットアップで方向性を見失った。そして予選でも1ラップをうまくまとめることに苦労した。(タイヤの)温度を上げて、マシンの正しいバランスを見つけ、いい感触を得るのに、2周か3周かかるんだ。


 今日はかなり接戦ではあったが、ここではフェラーリの方が優勢だと思う。今日の予選では強力だった。


2017年F1第6戦モナコGP バルテリ・ボッタス
2017年F1第6戦モナコGP バルテリ・ボッタス

 もちろんフロントロウからスタートできればよかったが、3番グリッドからでも不可能なことは何もない。このサーキットはオーバーテイクが難しいけれど、いろいろなチャンスが訪れるレースでもある。モナコでは何が起きてもおかしくない。レースは明日だ。


(予選トップ3記者会見において苦戦の原因を聞かれ)フロントとリヤのタイヤを同時に最適な温度まで持っていくことができず、すべてのタイヤを温めるのに2周から3周かかってしまう。それが問題なんだけど、さらにプラクティスでセットアップにも問題を抱え、苦しむことになった。


 でも、マシンの感触は予選で一番よくなった。まだ少し難しい部分もあるけれどね。それでもフェラーリの方が乗りやすそうだ。


マックス・フェルスタッペン 予選=4位
 Q3の最後のファストラップが一番いい出来だったと思う。フロントのグリップに少し苦しんでいて、タイヤを自分の思うとおりに機能させることができずにいたけれど、最終的には上位からさほど離されずに済んだ。


2017年F1第6戦モナコGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2017年F1第6戦モナコGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

 もちろん、上位に近ければ近いだけいいが、あのラップはほぼ目いっぱいのものだったと思う。フェラーリは週末を通して好調だった。でも(バルテリ・)ボッタスに間に入られてしまったのは残念だ。
  
 明日はクリーンなスタートを決めて、いい戦略を使えば、上位争いに食い込めるはずだ。モナコは独特のサーキットで、レースの展開を予想しづらい。セーフティカー出動やレース中断がいつ起こるか分からないから、様子を見ていくよ。
 
 タイヤの挙動に気を配り、正しいタイミングでピットストップを行いたい。トップ3についていければ、表彰台の可能性はある。でも明日はなにより、自分のレースに集中し、きちんと完走を果たしたい。モナコでの“のろい”(注:F1でまだ完走を果たせずにいる)を解きたいんだ。 


■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 予選=5位
 アウトラップでプッシュしなければならないことは分かっていた。タイヤをうまく温めるには、ピットから出た時に、クリアラップを取る必要があった。
 なのに、最後のランでトラフィックの中に出てしまった。そのため、アウトラップでプッシュすることができなかったんだ。


 でも後ろの(セルジオ・)ペレスとの間には20秒もあったらしい。それならなぜ、そのギャップを使わなかったのか、僕には分からない。
 アウトラップでプッシュしなければならないと分かっている時に、なぜトラフィックの中に出ていったのか。あれは間違いなくミスだ。


 時間切れになるのでなければ、前が空いた状態になるまで待つべきだったのに、なぜそれをしなかったのか分からない。僕らにはペースがあった。それは間違いないと思う。なのにばかげた、愚かな間違いを犯した。


 モナコの持つ厳しさによって、集中力を失って、明らかに間違いだと思われるようなことをしてしまうことが時にあるようだ。故意にではない。でも悔しい。


 僕らは今年、思うような結果を全く出せずにいるけれど、モナコではいつもよりずっといい結果を出せるチャンスがある。相手が誰であれ、挑戦できたはずだ。でもこの位置では、それももう無意味だ。実際のポテンシャルからかけ離れた位置にいる。そこが悔しい。他のどこよりも、モナコは愚かで単純な間違いをすることを避けたい場所なのに。
 
 ここでは日曜より土曜のパフォーマンスを重視すべきだから、土曜にはこんなミスは犯すべきじゃないんだ。


■スクーデリア・トロロッソ
カルロス・サインツJr. 予選=6位
 驚いたね! 言葉にならないよ! 今、最高の気分だ。ものすごいラップを走れた。今シーズンの予選ラップのなかで、一番楽しめた1周だったのは間違いない。一番限界ぎりぎりに近づいて、一番激しくアドレナリンが出て、一番心臓の鼓動が速くなるサーキットでだ。そんなコースで予選6位を獲得するなんて、最高としかいいようがない結果だよ!


 今週末は完成度が高い日々を送り、予選までに順調に向上させていき、そういう流れにふさわしい結果を引き出せた。でも、Q1では実をいうと、中団のペースに少し驚いた。突然皆が僕らに追いついてきたから、最初から速いラップを出しにいかなければならなかった。モナコでは本当はそんなことはしたくない。少しずつ、積み重ねていく方が好きなんだけどね。


 Q3では今週末の自己ベストタイムを出すことができた。なんて幸せなんだろう! 今もまだアドレナリンが出ているのを感じるよ!


 明日もいいレースができると自信を持っている。僕らはロングランもショートランもどちらも速いからね。あとはスタートですべてをうまく決めて、中位グループをリードして、可能なときには攻めていくだけだ。今夜はごはんをおいしく食べられそうだね!


■サハラ・フォース・インディアF1チーム
セルジオ・ペレス 予選=7位
 今日の結果にはすごく満足している。セッションを最大限に活用できたと思う。モナコの予選では1周1周が重要で、いい結果を出すには最初のラップから速さを発揮しなければならないんだ。


 正しい判断をしてトラフィックを避け、すぐにリズムを見つけ出した。そのおかげでQ1は1回の走行のみで乗り切れた。自分たちチームが達成した結果を心から誇りに思う。ただ、エステバン(・オコン)が一緒にQ3に進めなかったのは残念だ。


 モナコでは何が起きてもおかしくないから、明日の予想をするつもりはない。長いレースになるだろう。一瞬たりとも集中を切らしてはならない。ここではひとつでもミスをすると、パンクをしたり、クラッシュしたりして、リタイアしなければならなくなる。だから自分の仕事に集中して、今回もいい結果を持ち帰ることを目指して頑張るよ。


■ハースF1チーム
ロマン・グロージャン 予選=8位
 すごくいい予選セッションだった。マシンの動きはかなり予想しづらかったけれど、それはタイヤの影響だった。フロントとリヤがうまく機能したり、しなかったり、不安定だった。それでマシンが1周ごとに変化したんだ。僕はマシンバランスをよく理解して走ることを好んでいるから、そういう状況に苦労したけれど、Q1でようやくまずまずのラップを走ることができた。Q2では、タイヤがうまく機能して、すごくいいラップを記録できた。Q3ではリヤタイヤがあまりよくなかったけどね。


 それでも目標どおりトップ10に入れた。モナコの決勝に向けていいグリッドを確保できたと思う。


■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
ジェンソン・バトン 予選=9位
 今日はすごく楽しかった。プラクティスはうまくいった。でも予選では、マシンのパフォーマンスを微調整していく必要がある。その部分で僕はまだ学ぶべきことがあるね。今年のタイヤは去年のものとはいろいろな面で全く違う。挙動、性能の落ち方、どれぐらい持つかにおいて完全に変わってしまった。そういった部分で最後の数パーセントを見つけ出すのが簡単ではなかった。


 このマシンの限界がどこにあるのか分からない。そうなるとモナコでは限界を見つけることができない。だから自分が可能だと分かっている範囲で走った。残念だけど、そうしないとウォールに突っ込む羽目になる。かなり難しかったけど、心から楽しんだよ。


 (パワーユニットの交換は)昨日知らされた。木曜がとてもうまくいっていたから、予選をすごく楽しみにしていたんだけどね。ふたりともグリッドペナルティを受ける。ストフェルは、僕の降格の影響で12番グリッドになり、僕は最後尾スタートだ。本当ならふたりともポイント圏内の位置からスタートするはずだっただけに残念だよ。


 予選9位という結果には満足している。今週末をエンジョイしているよ。僕にとって(F1での)最後の予選セッションだ。今までで一番楽しんで走れた予選といっていいかもしれない。


 F1を恋しいとは思っていない。(F1から離れていた)この6カ月、素晴らしい時間を過ごしてきた。またマシンに乗って、すごく気に入ったけどね。楽しむように言われているし、もちろん楽しんでいる。走ることだけでなく、F1全体の雰囲気をエンジョイしている。
 
 満足しているよ。今年唯一出場するレースで予選9位だったんだ。20番グリッドからのスタートになるけどね! 今回のようなチャンスを全く予想していなかったから、僕にとっては素晴らしい思い出になる。この“モンスター”と呼ぶべき素晴らしいマシンに乗ってモナコを走ることができるんだ。僕はすごくラッキーだと思う。この9位をこの週末の思い出として持ち帰るよ。喜ぶべき結果だよね。


■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
ストフェル・バンドーン 予選=10位
 ポジティブな一日だった。初めて予選Q3に進出できたんだ。でもQ3で走る権利をつかんだのに走れなかった。悲しいことに出られなかった。


 今週末はこれまでよりも高い競争力を発揮できると期待していたし、実際、一歩前進したことを示せた。すべてのセッションでトップ10以内に入り、すごく冷静に、自信を持って走れていた。
 小さなクラッシュで予選セッションを終えることになって残念だ。でもモナコを限界ぎりぎりで攻めていれば、こういうことが時には起こる。  
 
 このチームとの関係において、自分のなかでいろいろなことがうまくまとまってきつつあると感じる。明日は楽しんで走りたいと思っているよ。



(AUTOSPORTweb)




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