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マクラーレン・ホンダ甘口コラム ロシア編:どん底の中、あとは這い上がるだけ
2017年5月8日
マクラーレン・ホンダの活躍を甘口&辛口のふたつの視点からそれぞれ評価する連載コラム。レースごとに、週末のマクラーレン・ホンダのコース内外の活躍を批評します。今回は第4戦ロシアGPを、ふたつの視点でジャッジ。
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結果だけを見れば、ホンダはF1バーレーンGPに続いて、ロシアGPでもトラブルに悩まされた。まるでホンダがバーレーンGPからロシアGPまでの2週間で、何もしていなかったように思えるが、そうではない。バーレーンGPとロシアGPで起きたトラブルは別の要因だったからだ。
バーレーンGPで立て続けに起きたトラブルは、MGU-Hのベアリングが固着するというものだった。当初はバーレーン特有の外的要因も疑われたが、オイルなどを分析した結果、砂塵などの混入は確認されなかったため、温度やオイルの流入の管理を見直したものをロシアGPに投入した。
果たして、ロシアGPでは3日間、この新しいMGU-Hを搭載したフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンのパワーユニットにバーレーンGPで起きたトラブルは発生しなかった。つまり、MGU-Hの問題の原因はそれほど深刻なものではなかった。
しかし、ロシアGPでは別の問題が日曜日のレーススタート直前に、アロンソのマシンに発生した。フォーメーションラップ中に、ERS(エネルギー回生システム)が何らかの原因で故障し、デプロイメントが行えない状況となった。
これは開幕戦のレース序盤にバンドーンのPUに発生した問題と症状は同じだった。ただ開幕戦のトラブルはレースをスタートさせた後だったので、1回目のピットストップ時にスイッチをリセットして、システムを再起動させることができた。ところが、今回のアロンソはフォーメーションラップ中だったため、ピットインするとピットレーンスタートとなってしまうため、ホンダは走行中にコース上でリセットしてもらう指示を出した。結果的に、これが裏目に出たわけである。
1位 | マックス・フェルスタッペン | 110 |
2位 | セルジオ・ペレス | 85 |
3位 | シャルル・ルクレール | 76 |
4位 | カルロス・サインツ | 69 |
5位 | ランド・ノリス | 58 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 38 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 33 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 31 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 19 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 195 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 151 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 96 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 52 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 40 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 5 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |