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ホンダF1、ザウバーへの来季パワーユニット供給報道にコメント。カルテンボーン代表は交渉を認める

2017年4月1日

 ザウバーF1チームの代表モニシャ・カルテンボーンが、2018年のパワーユニット候補としてホンダを検討、交渉を行っていることを認めた。近いうちに両者の契約が発表されるという報道も一部でなされている。


 2006〜2009年のBMW時代を除くと、ザウバーは1997以来、フェラーリエンジンを使用しており、2017年には1年落ちのフェラーリ製パワーユニットを搭載している。しかし来年に向けて他マニュファクチャラーのパワーユニットにスイッチすることを考えているという。


 一方、2015年、マクラーレンにパワーユニットを独占供給することでF1に復帰したホンダは、今年3年目を迎え、次第に供給先を増やす可能性への言及が増えている。


 昨年12月にホンダF1プロジェクト総責任者、長谷川祐介氏は英AUTOSPORTに対して、「(カスタマー候補から)非公式な関心は寄せられています。ありがたいことにある程度の関心を示してもらっています」「提携やエンジン供給の可能性について話し合っていますが、今のところ確定的な交渉は行っていません」と話した。また、3月末には「もちろん、2チーム目、3チーム目に関して、会話はしています。ただ、何も確定はしていません」とコメントした。


 ホンダが供給先を拡大する場合、その候補はザウバーになるのではないかと推測されているなか、英AUTOSPORTの取材に対してカルテンボーン代表は、交渉を行っていることを認めた。


 ホンダと交渉をしているかという問いに対し、カルテンボーンは「私に言えるのは、『イエス』ということだけです。彼らとは話し合いを行いました」


「ですが、私たちはエンジンについてオープンな状態です。いくつか選択肢があります」


「近いうちに決断を下さなければなりません。早い段階で決まれば、それだけ開発の面で有利になります」


「どういう条件で合意できるかによります。今のところ、完全にオープンな状態です」


 フェラーリからホンダにスイッチする場合、ザウバーは経済的なメリットを得られるものと考えられている。一方でホンダにとっては、ザウバーとの契約は開発上、プラスに働くだろう。ザウバーはヒンウィルにトップクラスの施設を持ち、チームの成績は近年落ち込んでいるものの、ポテンシャルは大きい。また、マクラーレンと異なり、ザウバーとの契約には日本人ドライバー起用についての条件を盛り込める可能性があり、傘下のF2選手権ドライバーの松下信治がスーパーライセンスの条件をクリアすれば、F1に昇格させることが可能になるかもしれない。


 ホンダとザウバーは近いうちに来季契約を発表するのではないかとの報道も一部でなされており、これに対してSky Sportsがホンダに取材した。ホンダはその報道自体に関してはノーコメントを貫いたが、複数チームへの供給については前向きな発言を行った。


「ホンダは複数チームに供給する可能性についてオープンに考えており、交渉を行っているということは、これまでもお話ししてきました」とホンダのスポークスパーソンは語ったという。


「パワーユニットサプライヤーとして、私たちはF1のファンの利益のため、パワーユニットを複数のチームに供給するという責任を担っています」


 現在参戦するエンジンマニュファクチャラーのうち、複数のチームに供給していないのはホンダだけだ。


 一方、ザウバーはメルセデスとの契約の可能性も否定していない。今年、マーカス・エリクソンのチームメイトとして、メルセデス傘下のパスカル・ウェーレインと契約したザウバーが、昨年のマノー同様に、ウェーレインとの契約込みでメルセデス製パワーユニットを搭載する可能性もなくはない。しかしウェーレインが長期にわたってザウバーにとどまるとは考えづらく、メルセデスと契約を結ぶにしても、それは短期的なものになりそうだ。


「(メルセデスと契約を結ぶ)可能性もあります」とカルテンボーン。
「繰り返しになりますが、ふたつほど選択肢がありますが、まだ決断していません」


 FIAはエンジンマニュファクチャラーに対し、来季予定する供給先について5月5日までに報告するよう求めており、ザウバーは近いうちに決断を下すことになるかもしれない。



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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