10.マックス・フェルスタッペン
F1ランキング12位
F1史上最年少ドライバーとして今年17歳でデビューしたフェルスタッペン。今年トロロッソで10回入賞、ランキング12位。学習が早く、アグレッシブなバトルをするが判断ミスはほとんどない。シーズンが進むにつれて自信と評価を高めていった。通常はルーキーが波に乗るのには時間がかかるものだが、フェルスタッペンのドライビングはトロロッソチームを最初から興奮させるようなものだったとチームプリンシパルのフランツ・トストも述べている。
9.パスカル・ウェーレイン
DTMチャンピオン
2013年からDTMに参戦、今年メルセデスでタイトルを獲得した。優勝は2回だが、予選でも決勝でも非常に安定した結果を出した。18戦中15回と圧倒的な入賞率でポイントを重ねた。
ウェーレインは2014年からメルセデスF1チームのリザーブドライバーも兼任している。
8.ニック・タンディ
ル・マン24時間優勝、プチ・ル・マン優勝
2年連続、ポルシェからル・マン24時間レースに出場、今年はLMP1のレギュラードライバー勢を抑えて優勝を果たした。また、アメリカのロード・アトランタで開催されるプチ・ル・マンではGTカーでプロトタイプを破って優勝している(この時のレースは雨のため、本来10時間のレースが8時間に短縮された)。WECの5戦にはLMP2クラスにKCMGから出場。今年出場したすべてのレースでいい仕事をした。
7.バルテリ・ボッタス
F1ランキング5位
ウイリアムズでのこの2年で、今後が期待される若手F1ドライバーの筆頭としてのポジションを確立。ウイリアムズのパフォーマンスは昨年よりも低下したが、それでもボッタスは安定していい走りを披露、2回の表彰台を含む11回のトップ5フィニッシュを成し遂げ、最後までフェラーリのキミ・ライコネンとランキング4位を争った。
6.ダニエル・リカルド
F1ランキング8位
2014年にレッドブル・レーシングに加入し、3勝を挙げたリカルドは、今年タイトル争いに絡むものと予想されていたが、マシンパフォーマンス低下のため、それはかなわなかった。しかしリカルドは不屈の精神で戦い続け、ほぼ一貫して素晴らしい走りを披露し続けた。優れたマシンに乗っていれば、間違いなくタイトル争いに加わることができたはずだ。