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マクラーレン・ホンダ密着:まずは好調なスタート。提携解消も現場ではベストを尽くすのみ

2017年9月16日

 順調に周回を重ねた2人はバンドーンが6番手、アロンソも7番手と2台そろってトップ10内につけた。しかし、セッション後の長谷川祐介ホンダF1総責任者の表情は硬かった。理由のひとつは「予想以上にルノーのヒュルケンベルグが速かった」こと。もうひとつは、この日マクラーレンとホンダがパートナーシップを解消したからだ。

「われわれはマクラーレンとずっとやっていくつもりだったし、マクラーレンとともに勝利を収めたいという気持ちでずっとやってきたので、今回の決定に関しては本当に涙が出るほど残念です。関係を解消しなければならなかった主な理由が、われわれのパフォーンスにあったので、責任を痛感しています」と長谷川総責任者は語る。

 マクラーレンとホンダが2017年限りで袂を別つことは決定した。だが、長谷川総責任者は「最終戦までマクラーレンにコミットする」ことを約束した。

「エリック(・ブーリエ/レーシングディレクター)やアンドレア(・ステラ/チーフオペレーションエンジニア)とも話をしましたが、『現場ではパフォーマンスベストで行く』ことを確認しています。来年のために、開発しているものを温存することはありません。今年の成績なしに、来年はありません」

 いつもとは違う雰囲気で幕が開けたマクラーレン・ホンダにとっての3回目のシンガポールGP。しかし、やらなければならないことは、いつもと同じ。ベストを尽くすだけである。

(Masahiro Owari)





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