マクラーレン・ホンダ密着:サバイバルレースを生き残ったアロンソが待望の初入賞も課題を残す
2017年6月26日
「確かにここはデプロイが足りなくなるので、直線でバッテリーが切れますが、それはトラブルがあったわけではありません。それはほかのマシンも同じで、トロロッソのマシンに対して、われわれが早くバッテリーが切れていたとは思っていません。現に抜かれるまでは、サインツを抑えていましたから。あのときはストレートよりもコーナーの立ち上がりでペースが落ちていたようです」
一方、スタートで大きく出遅れたアロンソに対して、スタートダッシュが決まったバンドーンはその後、ザウバーの1台をなかなか抜けず、早めにピットインした。しかし、その後セーフティーカーが入ったことで、不利を被ることになる。さらにその後、タイヤにフラットスポットを作り、予定外のピットインを強いられ、最後はザウバーをなかなか抜けずに、12位に終わった。
「ザウバーを抜けなかったのは、前を走るエリクソンの前にもザウバーがもう1台いて、エリクソンもDRSを使用していたからです」
とはいえ、2ポイントを獲得した結果は、評価していいだろう。それはサバイバルレースを生き残った2人のドライバーだけでなく、マシントラブルでリタイアしたライバル勢がいる中、しっかりと走りきれるマシンを準備したマクラーレン・ホンダのスタッフに対しても同様だ。
マクラーレンは金曜日にアロンソのギヤボックスが壊れたのを案じて、予選直前にバンドーンのギヤボックスも急きょ交換していた。またホンダは予選後にデータ上、不安が発見されたアロンソのESとCEを交換していた。
今シーズン、初入賞を果たしたマクラーレン・ホンダにとって、この2点はゴールではなく、2017年のスタート。次はもう2点では満足はできない。
(Text : Masahiro Owari)
関連ニュース
※日本GP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 77 |
2位 | セルジオ・ペレス | 64 |
3位 | シャルル・ルクレール | 59 |
4位 | カルロス・サインツ | 55 |
5位 | ランド・ノリス | 37 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 32 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 24 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 24 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 10 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
※日本GP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 141 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 120 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 69 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 34 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 33 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 4 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
2024年F1カレンダー
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |