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浜島裕英のF1人事査定 第十六回査定「杓子定規」

2015年10月14日

こちらのコラムはF1速報サイトでしか読めない、完全オリジナルコラムです。

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第十六回査定 「杓子定規」
 ロシアGP。結果だけを見れば、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が優勝し、メルセデスAMGの2年連続コンストラクターズ・チャンピオンが決まったレースでした。しかし、そこまでの流れは、決して単純なものではありませんでした。
 FP1の開始が、清掃車両からの燃料(軽油)漏れにより、路面の清掃作業で遅れ、30分短縮、しかも油を吸い取った粉体を、水を撒いて洗い流したため、コース上のかなり長い距離にわたって、ダンプ状態になってしまいました。しかも、低温で曇り空の天気では、油混じりの水がなかなか乾かず、各チームともに走るのを嫌ってピットで長時間待機となりました。このため、ドライ状態での走行がほとんどできませんでした。

 FP2では、開始直前に雨が降り始める始末。しかも、場所によって雨の降り方が異なるという、不安定なコース状況となりました。天気予報では、土曜・日曜ともに晴れる予想だったため、チームにとっては、積極的に走る状況には至りませんでした。そしてドライとなった土曜日のFP3では、カルロス・サインツJr.(トロロッソ)の背筋が凍りつくような大クラッシュで赤旗となり、以後の走行がキャンセルとなりました。予選仕様のセッティングをセッション後半で試そうと思っていた多くのドライバーは、消化不良の状態でのFP3終了となりましたが、サインツJr.が無事救出されたのが唯一の救いでした。

 十分なセットアップの時間がなく、準備不足で迎えた予選でありましたが、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は、他車そしてハミルトン対比でも短時間でクルマをよく仕上げ、完璧な走りではなかったものの、2戦連続のポールポジションを獲得したのでした。

 レースのスタートでもロズベルグは、実質上の最初のコーナーでありこのレースの勝負の最も肝となるターン2をしっかりと制し、ハミルトンにつけ入る隙を与えず独走態勢に入ろうかというその時にセーフティカー(SC)が導入され、しかもその直後に不運がロズベルグに襲い掛かるのでした。レースというのはまったく非情で、しかも予測不能なものであることを再認識しました。

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レース

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予選 16:00〜
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ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン77
2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

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