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ピエール・ガスリーインタビュー:「マシンと自分の着実な進歩の手応えが、大きな拠り所だ」/F1ハンガリーGP

2019年8月2日

 前戦ドイツGPではマックス・フェルスタッペンが今季2勝目を挙げた一方で、ピエール・ガスリーは6位争いをしていたトロロッソ・ホンダのアレックス・アルボンと接触。リタイアを喫した。結果の出せないガスリーに対し、チーム上層部の風当たりは確実に強くなっている。


 そんな厳しい状況を、ガスリー自身はどう捉えているのか。夏休み前の最後の1戦、ハンガリーGPに臨む直前に訊いてみた。


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──ドイツGPは残念な結果に終わってしまいましたが、あなた自身はあの週末をどんなふうに総括していますか?
ピエール・ガスリー(以下、ガスリー):確かに結果自体には僕もガッカリしているけれど、でもそれまでの流れは決して悪くなかった。その前のイギリスGPで予選5番手、レースも4位に入った時点から、手応えは感じていた。


 ホッケンハイムではフリー走行でクラッシュしてしまったけど、シルバーストンでの勢いは殺がれずに、予選は自己ベストの4番グリッドを獲得できた。ポールシッターからのタイム差を見れば、シルバーストンからホッケンハイムまでの2週間で、僕らはさらに進化したことが一目瞭然だった。それだけにその速さを結実できなかったのは、残念だよ。


──接触自体は、避けられなかった?
ガスリー:アウト側から仕掛けて抜こうとした瞬間に、(アレックス・アルボンが)2度目の進路変更をした。不必要な動きだったと思うけど、どうしようもできなかった。ほんの些細なミスだったけど、失ったポイントは大きかったね。


──完全に気持ちを切り替えて、今週末のレースに臨めますか?
ガスリー:もちろん。夏休み前の最後のレースだから、とにかく納得のいく結果を出したい。何よりもマシンと僕の両方が、レースごとに着実に進歩しているという手応えが、今の僕には大きな拠り所になっているよ。

■「マックスの強さを間近で見て、ものにする絶好の機会に恵まれた」

──現時点でレッドブルの戦闘力は、フェラーリをしのいでいると思いますか?
ガスリー:どうだろう。開発ペースは、おそらく僕らの方が速いかもしれない。その結果、確実に両者の差は縮まってると思う。というかメルセデスも含めて、トップ3同士の差が縮まってると言った方がいいだろうね。


 ただホッケンハイムでのフリー走行では、フェラーリの速さは群を抜いていた。レースでそれが活かせることはなかったけれど、もし予選で彼らにトラブルが出ず、レースもドライコンディションで戦われていたら、僕らは勝てなかったかもしれない。


──ここまでの進化を、より具体的に話してくれますか?
ガスリー:あまり細部は話せないけれど、当初はマシンの挙動に僕のドライビングがまったく合っていなかったので、主に僕のドライビングスタイルをクルマに合わせる努力を傾けてきた。


 その後、何度かの車体アップデートを経て、かなり走りやすく感じるようになったのは確かだね。ここ数戦の車体セットアップは、かなりマックス(フェルスタッペン)のものに近づけるようにした。それも、好調の一因かもしれない。


──F1に限らず、あなたのこれまでのレーシングキャリアにおいて、フェルスタッペンはもっとも手ごわいチームメイトですか?
ガスリー:(苦笑しつつ)言うまでもないことだけど、今のF1のベストドライバーの一人だからねえ。僕よりはるかに多くのF1での経験を積んでいるし、レッドブルのチーム内で中心的存在になってる。でも見方を変えれば、マックスの強さの秘密を間近で見て、自分のものにできる絶好の機会に恵まれたとも言える。願ってもない成長のチャンスだし、それができつつあると、確実に感じているよ。


──フェラーリとのポイント差は確実に縮まっており、今後はいっそう多くの上位入賞を重ねることを、チームはあなたに求めています。それがプレッシャーとなって、のしかかっていませんか?
ガスリー:以前も言ったことがあるけど、僕はプレッシャーを自分自身にかけることで成長してきた。上位入賞のプレッシャーはシーズン当初から感じてるし、それが今はるかに大きくのしかかってるなんてことはない。マシンにもチームにも馴染んだ後半戦は、前半戦よりはるかに多くのポイントを獲得できると確信しているよ。



(Kunio Shibata)




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5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム40
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