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ガスリーインタビュー:「客観的には5・6番手が妥当だけど、スペック3でレースペースの伸びは期待できる」/F1第8戦フランスGP

2019年6月21日

 今週末のF1第8戦フランスGPは、ピエール・ガスリーにとってはキャリア二度目の地元グランプリとなる。F1デビュー年の昨年は、10年ぶりのフランスGP復活と重なったこともあって、気合い十分で臨んだ。しかし決勝レースはスタート直後に、同じフランス人のエステバン・オコンと絡んでリタイアという苦い結果に終わってしまった。


 レッドブル・ホンダに移籍した今年は、1年目とはまったく違う状況での戦いとなる。ホンダのスペック3、さらに車体のアップデートも投入される中、ガスリーがフランスGPに向けての意気込みを語った。


──ここに来る前にシミュレーターでポール・リカールを走ったと思いますが、どんな感触を得ましたか。
ガスリー:悪くなかったよ。少なくともカナダよりは、ずっと僕らのクルマに合っていることが確認できた。もちろん、ここもすごく長いストレートがあるし、メルセデス、フェラーリとの序列をひっくり返すほどの力はないと思う。客観的には、5・6番手が妥当だろうね。


──ホンダのスペック3には、どれくらい期待してますか?
ガスリー:パフォーマンス的には、大きく進化しているわけじゃない。ただレースペースの伸びは、期待できるはずだ。信頼性向上を主眼にしたスペック2に比べると、スペック3は確実に性能強化に振っている。それは確かだよ。


──去年は初めての地元GPで、期待外れの結果に終わりました。今年はどこまで行けそう?
ガスリー:去年あんなふうに終わってしまったことには、ものすごくガッカリしたし、気持ちを切り換えるのにけっこう時間がかかってしまった。それだけ地元GPに、期待していたからね。今年は自分自身、もっとリラックスして臨もうと思っている。開幕以来、着実に走りはよくなっているし、パッケージの戦闘力も上がっている。とにかく初日フリー走行で、どんな感触が得られるかだね。


──マシン挙動が不安定で、思い切ってプッシュできないと繰り返し言っていました。その点も、かなり改善されましたか?
ガスリー:改良の方向性ははっきりしているし、それに向かってみんな努力している。ただ今年のクルマの問題は、あらゆる分野で少しずつライバルたちに劣っているということなんだ。なので劇的な改善が、すぐにやって来ることは期待できない。でも言い換えると、それだけ伸び代が大きいということだ。マシン挙動に関しては、僕自身のドライビングを変えたこともあって、かなりいい感じにプッシュできるようになっているよ。

■速さを発揮していたモナコGPが今季一番悔しかったレース

──今以上の結果を出すには、あなた自身のドライビングの進化か、クルマの改善か、どちらがより重要なのでしょう。
ガスリー:クルマの両輪みたいなもので、両方とも良くしていく必要がある。僕自身、F1に来て1年ちょっとしか経っていないけど、毎レース多くのことを学んでいるし、運転もさらに巧くなった実感を持っているよ。今年はチームもクルマも担当エンジニアも変わって、今まで経験したことがないくらいの適応力を求められた。最初はかなり苦労したけど、もう大丈夫かな。


──今季ここまでのレースを振り返ると、モナコがベストレースでしたか?
ガスリー:というか、一番悔しいレースだったかな。すごくいい感じでクルマが仕上がっていて、今季一番の速さを披露できた。ところがアタックを妨害したといわれて、グリッド降格のペナルティを受けてしまったからね。あくまでたらればだけど、もしあのまま5番グリッドからスタートできていたら、表彰台も十分射程距離内だったと思う。


──カナダは一転して、かなりの苦戦を強いられました。
ガスリー:第2スティントで(ランス)ストロールに引っかかったり、ルノーの2台に詰まってしまったからね。でもピットインのタイミング次第では、クリアラップでコース復帰できていた。レース後にエンジニアから、そう言って謝罪されたよ。


 レースの世界でよく言われる格言で、「レース関係者が一番賢いのは、月曜日」というのがあるんだ(笑)。月曜日になれば、あの時こうすべきだったとか、すべてが見えるからね。でもそれじゃ遅いし、いかにレースの最中に的確な判断を瞬時に下すか、そしていかにミスを犯さないか。それをエンジニアも僕たちドライバーも、つねに考え続けないとね。



(Kunio Shibata)




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