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フェラーリとメルセデスの差はわずか0.003秒。跳ね馬に連日のトラブル、最終日も走行打ち切り/F1テスト2回目デイ4

2019年3月2日

 2019年第2回F1プレシーズンテストが4日目最終日を迎え、各チームは開幕戦前の最後の走行を行った。10チーム13人のドライバーのなかで最速タイムを記録したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテルだったが、王者メルセデスのルイス・ハミルトンがほぼ同じタイムを出してテストを締めくくった。


 ドライコンディションに恵まれた1日金曜、ほとんどのチームが予選およびレースシミュレーションに取り組んだ。


 ベッテルは午前に最もソフトなC5タイヤで1分16秒221をマーク。これが8日間のテストの最速タイムとなった。しかし午後のセッションの比較的早い段階で、ベッテルはコース上でストップ。チームは電気系のトラブルが原因であることを明らかにし、修理に時間がかかるとして、走行打ち切りを決定した。それでもベッテルは合計110周を走っている。


 速さに注目が集まるフェラーリだが、今週のテストでは連日トラブルに見舞われており、信頼性に懸念が残る。

2019年第2回F1テスト4日目 メルセデスのマシンを見つめるフェラーリ首脳陣
2019年第2回F1テスト4日目 メルセデスのマシンを見つめるフェラーリ首脳陣


 一方、テスト期間にひたすらロングランに取り組んできたメルセデスは、最終日になってようやくシングルラップ・パフォーマンスの確認を行った。午前を担当したバルテリ・ボッタスはC5タイヤで1分16秒561を記録し3番手。午後に作業を引き継いだルイス・ハミルトンはセッション終盤にC5タイヤでベッテルの最速タイムからわずか0.003秒差の1分16秒224をマークし、2番手となった。ハミルトンは、ランチタイムの間のインタビューで、現時点ではフェラーリの方が速く、メルセデスは0.5秒遅れているかもしれないとの考えを示していた。


 最終日、ボッタス71周、ハミルトン61周で、メルセデスは合計132周を走りこんだ。テクニカルディレクターのジェームズ・アリソンは、信頼性には満足しており、マシンパフォーマンスも向上してきたとして、冬季テストは「成功だった」と語っている。

2019年第2回F1テスト4日目 ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2019年第2回F1テスト4日目 ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 ルノーのニコ・ヒュルケンベルグが4番手、チームメイトのダニエル・リカルドは8番手だった。午前を担当したリカルドは52周を走り、1分17秒114(C5タイヤ)が自己ベスト。午後に走行したヒュルケンベルグは51周を走るなかで、セッション終盤にC5タイヤに履き替えて1分16秒843をマーク、メルセデス勢に続く位置を確保した。

2019年第2回F1テスト ダニエル・リカルド(ルノー)
2019年第2回F1テスト ダニエル・リカルド(ルノー)


 5番手はトロロッソ・ホンダのダニール・クビアト。午前中に予選シミュレーション、午後にレースシミュレーションを行ったクビアトは、合計131周を走りこみ、午前にC5タイヤで1分16秒898をマークした。

2019年F1バルセロナテスト2回目 ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
2019年F1バルセロナテスト2回目 ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)

 6番手にはマクラーレンのカルロス・サインツJr.が続いた。サインツはこの日最多の134周を走り、自己ベストは午前セッションでの1分16秒913(C5タイヤ)だった。
 ハースのロマン・グロージャンが7番手、ケビン・マグヌッセンは10番手だった。午前に登場したグロージャンは73周のなかで1分17秒076(C5タイヤ)を記録。午後のマグヌッセンは94周を走ったが、セッション終了直前にターン4でストップ、赤旗の原因となった。マグヌッセンの自己ベストは1分17秒565(C5タイヤ)だった。
 9番手はアルファロメオのキミ・ライコネンだった。ライコネンは午前中、コース上でストップする場面もあったものの、合計132周を走りこみ、午前セッションに1分17秒239(C5タイヤ)のタイムをマークした。

 11番手はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。前日にピエール・ガスリーがクラッシュし、マシンが大破したため、チームはパーツを取り寄せるなどして、修復にあたり、なんとか最終日午前セッションに間に合わせた。しかしフェルスタッペンが29周を走ったところで、ギヤボックスの問題が発生、そのままコース復帰はできず、冬季テストを終えることとなった。フェルスタッペンは、クラッシュの影響でパーツが不足していたと語っている。レッドブル・ホンダは、テスト3日目の午後以降、大幅に走行時間をロスする結果になった。


 各チームがC5タイヤを使って予選スタイルのラップを走るなかで、フェルスタッペンはそれをしておらず、C3タイヤでの1分17秒709が自己ベストタイムとなった。
 12番手はレーシングポイントのセルジオ・ペレスだった。104周を走りこんだペレスはポジティブな最終日だったと語っている。ペレスのベストタイムは午前セッションでの1分17秒791(C5タイヤ)だった。
 ウイリアムズのロバート・クビサが13番手。午後にチームは、重要なボディワークパーツが寿命に近づいたとして走行を予定より早く切り上げた。90周を走ったクビカは、午前に記録した1分18秒993(C5タイヤ)をマークした。
 1日金曜でプレシーズンテストは終了。2019年シーズンは3月17日のオーストラリアGPで開幕する。



(autosport web)




レース

4/19(金) フリー走行 12:30〜13:30
スプリント予選 16:30〜17:14
4/20(土) スプリント 12:00〜13:00
予選 16:00〜
4/21(日) 決勝 16:00〜


ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン77
2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

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