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F1バーレーンGP予選:跳ね馬復活、ルクレールが自身初のポールを獲得、レッドブル・ホンダのガスリー無念のQ2落ち

2019年3月31日

 3月30日現地時間午後6時、F1第2戦バーレーンGP予選が行なわれ、フェラーリのシャルル・ルクレールがF1で自身初のポールポジションを獲得した。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは5番手、ピエール・ガスリーは13番手に終わっている。バーレーンGPの予選日、昼間は30度近くまで上がった気温だが、日没となり気温は25度、路面温度も29度まで下がってきた。


 路面のインプルーブ幅が大きいサーキットだけに多くのドライバーができるだけ後にアタックを行なおうとし、まずはウイリアムズの2台とアレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)だけがソフトタイヤでアタックを行なう。ミディアムタイヤとのタイム差が1秒と大きいため、ソフトタイヤ以外での予選Q2通過は上位勢でさえ難しいと見られている。


 5分を過ぎたところで各車がコースインしてアタックを開始し、上位勢も含めて全車がソフトタイヤを履く。ランド・ノリス(マクラーレン)はアタックラップの最終コーナーでロマン・グロージャン(ハース)と交錯してあわやという場面も見せるが、トロロッソ・ホンダ勢を上回るタイムを記録してきた。それでもチームメイトのカルロス・サインツJr.とは0.9秒差がついた。


 まずはルクレールが1分28秒495でトップに立ち、ターン1で左右フロントとともロックさせてオーバーシュートする場面のあったセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は0.238秒差で2番手。これに1.003秒差でバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続き、路面インプルーブの効果かサインツ、ケビン・マグヌッセン(ハース)が4番手・5番手に入り6番手に1.084秒差でフェルスタッペンという順位になった。ターン13でワイドになったルイス・ハミルトン(メルセデス)は当初8番手だったが、アタックを続けて0.767秒差の3番手に浮上してきた。


 残り3分を切ったところで上位7台以外の各車がコースインして最後のアタックに向かう。路面インプルーブの大きさを考慮してか16番手まで1秒差の5番手サインツもこれに加わる。最後のアタックで各車が続々とタイムアップを果たして行く中、キミ・ライコネン(アルファロメオ)は15番手でなんとかQ1通過、チームメイトのアントニオ・ジョビナッツィは16番手でQ1敗退となった。


 セクター3で充分にタイムを伸ばせなかったニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)が17番手、18番手ランス・ストロール(レーシングポイント)、19番手ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)、20番手ロバート・クビサ(ウイリアムズ)というQ1敗退組となった。


 Q2でも開始直後は各チームが待ちの状況。2分半が経過したところでボッタスを先頭に各車がコースインしていく。Q3進出組にとってはスタートタイヤを決めることになるQ2でも、全車がソフトタイヤでアタックを行なう。


 ここでもルクレールが最終コーナーで縁石に乗って挙動を僅かに乱しながらも1分28秒046でトップに立ち、アウトラップでトラフィックに不満を訴えたハミルトンは0.532秒差の2番手、ボッタスが3番手、そしてマグヌッセンが0.971秒差の4番手に飛び込んで来た。ターン10で左フロントをロックさせてしまったベッテルは1.187秒差の6番手に留まった。ベッテルは、フラットスポットができたこともあり、Q3進出を確実にするためにも2度目のタイムアタックに出ることになった。


 2回目のアタックでは、ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)が途中でアタックを断念してピットに戻り15番手。マシンにダメージがあると違和感を訴えるペレスは14番手、そしてピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)はフロントが食いつかずスナップオーバーステアが多発すると訴えて、タイムを更新することができず13番手、アルボンは12番手、ダニエル・リカルド(ルノー)が11番手でQ2敗退となった。


 その一方でハースはマグヌッセンが5番手、マクラーレンはサインツが6番手となるなど2台揃ってQ3進出を果たした。

2019年F1第2戦バーレーンGP金曜日 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第2戦バーレーンGP金曜日 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)


 Q3が始まると上位勢は新品のソフトタイヤを履いてアタックを開始するが、Q2で2セット使用したベッテルとフェルスタッペンは新品が1セットしか残っておらずセッション最後のアタックのために待機する。中団勢はマグヌッセン以外は全て中古のソフトでのアタックした。


 まずはハミルトンが1分28秒190でトップに立ち、チームメイトのボッタスは、セクター2と3で最速を更新したもののセクター1の差で僅かに届かず。そんなメルセデスAMG勢を相手にルクレールがハミルトンに0.232秒差を付けて暫定トップに立った。


 残り3分半から各車が新品ソフトタイヤを履いてコースインし、1回しかチャンスがないベッテルはトラフィックを避けるため他車よりも早めにコースへと向かった。


 最後のアタックでベッテルは、ルクレールの1回目のタイムに0.2秒及ばず。そしてメルセデスAMG勢もこれに及ばず、ルクレールは最後にさらに自己ベストを0.09秒縮めて1分27秒866、チームメイトのベッテルに0.294秒差を付けて自身初のポールポジションを獲得した。


 フェルスタッペンは0.886秒差の5番手、中団トップのマグヌッセンは0.891秒差、その後方も僅差で7番手サインツ、8番手グロージャン、9番手ライコネン、10番手ノリスと続いた。

2019年F1第2戦バーレーンGP PP:シャルル・ルクレール、2番手:セバスチャン・ベッテル、3番手:ルイス・ハミルトン
2019年F1第2戦バーレーンGP PP:シャルル・ルクレール、2番手:セバスチャン・ベッテル、3番手:ルイス・ハミルトン



(Mineoki Yoneya)




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ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン77
2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

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