マーク・ウエーバーは、フェルナンド・アロンソが来季のドライバーズタイトル争いで苦戦するだろうと予想した。また彼は、アロンソが今年よりもレースを楽しめることは間違いないものの、ルノーのパッケージが今年のマクラーレン・メルセデスと同様の競争力を発揮するとは考えにくいと付け加えている。
「フェルナンドにとって2008年は今年よりも気分よく過ごせるだろうし、モチベーションもずっと高まるだろう。ただ、彼が今年マクラーレンで到達したレベルまでは行けないかもしれない」と、ウエーバーはwww.marca.comに対して語った。
「僕には(今年のように)彼が最後までタイトルを争って戦うとは思えない」
「ルノーはまだそのレベルには達していない。いずれは2005年と2006年にトップに君臨した時の状態を取り戻すとしても、まだしばらくは厳しい状況が続くことになるだろう。彼に最高のクルマを与えるために、ルノーがベストを尽くすことは間違いないけれどもね」
そして今シーズン全般の印象をたずねられたマークは、コース上での戦いはすばらしかったものの、政治的なゴタゴタによって全てが台無しになったと答えている。
「いろんな政治的な話や法律上の問題が痛かったね。純粋にスポーツとして見る限りは、本当にエキサイティングだったから」
「ミハエル・シューマッハーが去り、アロンソが2年連続チャンピオンとしてシーズンを迎えた段階では、誰も(ルイス)ハミルトンのようなニューカマーがフェルナンドやキミ・ライコネンとタイトルを争うとは思っていなかった」
「だが、ややこしい事件があまりに多すぎた。おかげでファンには何がどうなっているのか理解しにくくなった。クルマに燃料を入れてコースに出たら、とにかく一番速かった者が勝つという、分かりやすい形になればいいんだけどね。ただ、残念なことに(F1では)それがなかなか難しいんだ」