ヘイキ・コバライネンは、2008年にルノーからマクラーレンへ移籍することで、F1での初優勝が遠からぬ将来に実現すると確信している。

　コバライネンは来季マクラーレンでフェルナンド・アロンソに代わってルイス・ハミルトンのパートナーとなる。コバライネンもハミルトンも、新人として印象的な活躍を見せた2007年から、さらに上を目指したいと願っている。

　ウェンブリー・スタジアムで行われたレース・オブ・チャンピオンズのイベント時に、クラッシュネット・ラジオのインタビューに答えたコバライネンは、新しいチームで仕事を始めるのが楽しみだと語り、自分がマクラーレンに溶け込んだらすぐに優勝できるようになる自信があると述べた。

「僕とルイスは、チーム内でいい関係を築けるし、ファイティングスピリットをもって競えるに違いないよ」とコバライネン。
「もちろん、僕は彼を負かすためにできる限りのことをするし、彼もそうするだろうと思う」

「彼はチームのことを本当によく知っているから、最初は少しアドバンテージがある。だから、ルイスと戦えるようなレベルまで、チームとの関係を築けるかどうかは僕次第だ。そしてそれこそ、僕の究極の目標だよ。現実的に見て狙いをどこに置くのか、言うのは難しい。現在の焦点は、よく準備をして、いい形でシーズンをスタートすることだからね。そうして、何戦かすれば、自分たちのいる位置がもっとよくわかるだろうし、するべきこともわかるだろう」

「マクラーレンは、歴史的に見て常に、キャリアのある時点で優勝経験のあるドライバーたちを走らせてきたし、僕は自分が一歩前進しようとしていると考えなかったら、この移籍をしなかっただろうと思う。これは、僕に優勝してチャンピオンを獲る、素晴らしいチャンスを与えてくれると思うし、現時点で僕が集中するのは、チームをよく知っていい形でスタートすることだけれど、そうすれば後のものは自然とついてくるだろう」

　コバライネンは2度のワールドチャンピオンの後を引き継ぐわけだが、だからといってこの移籍後にそれほど大きなプレッシャーを感じてはいない、と付け加えた。

「僕は常に自分で自分にプレッシャーをかけている。そして、人が僕のすることをどう思うかは、あまり気にしていないんだ」とコバライネンは語った。
「僕はいいパフォーマンスを見せたいし、自分でそれができていないと思えば、自分で自分を奮い立たせるよ」

「勝てるチーム、そして多分F1の中でベストのチームに移るというのは、僕にとって間違いなく素晴らしいチャンスだ。彼らは勝利に対するモチベーションがたっぷりあるし、僕にとっては素晴らしい移籍になるだろうと思う。僕はチームの全員を知る必要があるし、メルボルンに行くときには、準備のためにできることをすべてやり遂げているようにしなくちゃならないね」

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