最新記事
- 2024年F1日本GP、国歌独唱は航空中央音楽隊の...
- 【F1第5戦無線レビュー】前戦の欠場、手術か...
- ウイリアムズF1、『Williams Racing Fan Zone...
- 鈴鹿サーキット、F1日本GP終了後に応援のぼり...
- レッドブルF1オリジナルキーホルダーをゲット...
- レッドブル専用VIPラウンジの名称は『Red Bul...
- F1日本GP公式PRイベント「F1 Tokyo Festival...
- 毎戦ピット作業トラブルに見舞われるキック・...
- 時間との戦いの中でシャシーを修理するウイリ...
- ホンダ、2026年F1参戦に向けた新たなパワーユ...
- 【全ドライバー独自採点&ベスト5/F1第3戦】...
- マクラーレン代表、2位を失ったのは戦略が原...
【津川哲夫F1新車私的解説】陣営内3番手となって苦しいアルファロメオ。ナロー化されたC41でどこまで巻き返せるか
2021年2月26日
アルファロメオ・レーシングの立ち位置はとても微妙だ。フェラーリはナンバー2チームとしてハースF1を選び、イタリア・マラネロのファクトリーにはハースF1の起点スペースを接地して、バジェット・キャップで溢れる人材をハースF1に送り込み、人事はマラネロのスクーデリア・フェラーリ内部で完結。結果として、ハースF1をレッドブルのアルファタウリ的な位置づけとなる関係ができてしまった。
つまり、同じ位置にいたはずのアルファロメオは残念ながら、ハースF1から大きく出遅れてしまったのだ。アルファロメオは前身のザウバー時代からあくまでも独立性を維持してきて、車体は規則通り、独自開発を続けてきた。
その結果、フェラーリの技術開発とデータ収集はハースF1で行い、アルファロメオの位置づけはフェラーリ・ヤングドライバの育成とグループドライバーの確保の要素がほとんどになってしまった。
今シーズンもキミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィーをキープするためでもある。
ニューマシンに目を移すと、今シーズンの新車C41は開発トークンの持ち分2枚を使ったものの、基本的にはフロントボディワーク、つまり他チームと同じようにフロントウイングとノーズの開発にトークンが当てられている。
新規制による後方ナローフロアとスロット等のフロアサイド・ガジェットの禁止で、フロア上・下面の空気流と渦流の調整や確保が難しくなった。したがってこれまでワイドで平坦ながら独特な先端を持つダースベーダー型ノーズは廃棄され、C41にはトレンディなナロー型ノーズ、言わばメルセデス型へと変更された。
近年は多くのチームが既にナローノーズを選んでいて、新フロア規制はレーキエアロ・コンセプトのマシンにより多くのダメージを与えるからなのだろう。これまでのところ発表されたチームすべてにレーキ角が浅くなった点が見受けられ、メルセデス型の低レーキによるベンチュリー・フロアエアロに帰還している。
ナローノーズによってより多くのコクピット下への空気流の確保やフロアフロント部の空気流と渦流の制御が可能となり、ポッドサイドやフロア後方へのより効率の良い空気流と適正な渦流を造り出す努力なのだろう。
あとは型落ちではなく、フェラーリの21年型パワーユニット(PU)が搭載されるならば、多少なりともパフォーマンスの上昇は考えられるだろう。
ただし、見た目ではサスペンションアーム類を含めて多くが昨年のまま。セッティング幅がそれほど大きくなかった旧型の弱点を、このC41で解消されたとはあまり思えないのだが、その答えは開幕を待たねばならないだろう。
(Tetsuo Tsugawa)
関連ニュース
3/22(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
3/23(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
3/24(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 51 |
2位 | シャルル・ルクレール | 47 |
3位 | セルジオ・ペレス | 46 |
4位 | カルロス・サインツ | 40 |
5位 | オスカー・ピアストリ | 28 |
6位 | ランド・ノリス | 27 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 18 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 16 |
9位 | ランス・ストロール | 9 |
10位 | ルイス・ハミルトン | 8 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 97 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 93 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 55 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 26 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 25 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 6 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 4 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
第3戦 | オーストラリアGP | 3/24 |
第4戦 | 日本GP | 4/7 |
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |