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F1第15戦バーレーンGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)

2020年11月30日

 2020年F1第15戦バーレーンGPの決勝レースで5位〜優勝に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。5位〜優勝のドライバーは、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)、ランド・ノリス(マクラーレン)、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)だ。


■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 決勝=5位

カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
2020年F1第15戦バーレーンGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

 まず今日のレースで一番重要なのは、(ロマン・)グロージャンが無事だったことだ。あんな恐ろしいアクシデントにもかかわらず、彼が自力でクルマから脱出したのを見て、本当にホッとした。この出来事はモータースポーツがいかに危険であるかを、最も端的な形で思い出させてくれたと思う。


 今日では、きわめて高いレベルの安全対策が施されているが、それでもなおF1マシンを限界まで駆り立てようとする限り、僕らの命は毎週末リスクにさらされている。そのことを忘れてはいけない。ポジティブな面を見るとすれば、今日のアクシデントは、F1とFIAがチームと協力しながら、毎年クルマをより安全なものにするために素晴らしい仕事をしてきたことを明確に示している。


 たとえば、このアクシデントを見た後では、もう誰もヘイローを批判しようとはしないだろう。最後にマーシャルの人たちやピットクルーの仕事の重要性も強調しておきたい。彼らがクルマをドライブすることはないかもしれないが、僕らと同様に大きなリスクにさらされているし、彼らのおかげで僕たち全員が守られている。


 僕自身に関して言えば、今回もいいリカバリーができて、予選15番手から5位まで浮上した。特にソフトタイヤで走った最初のスティントが好調で、多くのライバルを抜きながら、タイヤを長く持たせることができたんだ。ミディアムの第2スティントも同様で、2台のルノーを抜いた上に、いいペースを保ってランド(・ノリス)とのギャップを詰めていった。文句なしのレースをして、チームに大量の得点を持ち帰ることができたよ。選手権の順位を考えれば、それが何よりも大事なことだからね。


■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 決勝=4位

2020年F1第15戦バーレーンGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 まずは、ロマン(・グロージャンが)ひどいケガを負わずにすんで、本当に良かった。彼がクルマから脱出したのを見て、ホッとしたよ。あのシーンは、F1とFIAがチームと共に重ねてきた努力のおかげで、このスポーツの安全性がどれほど向上したかを証明するものだった。


 そして、今回もまた、ヘイローが命を救うデバイスであることが実証された。このアクシデントからさらに多くのことを学んで、F1はより安全なものになっていくだろう。マーシャルの人たちとメディカルカーのクルーが見せた勇敢さも、間違いなく賞賛に値する。


 それを別とすれば、とてもいいレースだった。こういうのは本当に久しぶりだよ。あらゆることが、僕らにとって理想的な方向へ働いたと思う。2台ともすごくいいスタートを切って、ルノー勢の前という好位置につけた。実際のところ、あれがすべてだったかもしれない。それ以降は、あまり動きのないレースだったからね。


 もちろん、いろいろなアクションがあったことは知っているけど、僕らは良い戦略を選び、やるべきことをやっただけだ。僕自身のレースも退屈ではなかったものの、基本的にはとてもシンプルで、プランを忠実に実行し、自分たちのことだけを考えていた。まさにそれがスタート前にやりたいと思っていたことであり、そのとおりにやれたのだから満足だ。


 すべての努力が報われたよ。多くのポイントを獲れたし、4位と5位はチームとしてのベストリザルトのひとつだ。昨日の状況を考えれば、うまく挽回できたと思う。


■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アレクサンダー・アルボン 決勝=3位

2020年F1第15戦バーレーンGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が3位を獲得
2020年F1第15戦バーレーンGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が3位を獲得

 もちろん今日は多少運がよかったのは確かだ。セルジオは素晴らしいレースをしていた。でも、前で何か起きたときにはそれをアドバンテージにできるような位置を走っていたことが重要だ。実際にそのとおりのことを実行できたので、とても満足だよ。


 チームから、セルジオはエンジントラブルを抱えているかもしれないと言われ、最初に思ったのは「彼のマシンからオイルが漏れて、それに直撃されるのはごめんだな」ということだった。それで念のためにラインを外して走り、すべてがうまくいった。


 金曜に(クラッシュをして)マシンが大きなダメージを負った後、チームの皆が頑張って土曜の走行にマシンを間に合わせてくれた。こういう形で彼らにお返しをすることができてうれしい。


 ペースの面で僕にとっていい週末だった。こういう結果になってとてもうれしいよ。ここまでの数戦、必ずしも結果に表れていなくても、実際には向上しつつあった。今週末、また一歩前進することができてよかった。


 来週は違うレイアウトでレースをする。とはいえ似た部分は多いから、今回のようなパフォーマンスを見せることができればいいね。


 パドックの他の人達と同じく、事故に遭ったロマンがマシンから歩いて出てきたのを見てものすごくほっとした。後から見てもあのシーンはショッキングだ。セーフティチームは素晴らしい仕事をしてくれたと思う。


■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=2位

2020年F1第15戦バーレーンGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2位、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が3位を獲得
2020年F1第15戦バーレーンGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2位、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が3位を獲得

 スタートの時の事故で炎が上がっているのを見た時は、ものすごくショックだった。あんな風に燃えているのはもちろんいいことではないからね。だからロマンが自力でマシンから出てくることができたのを見て、重傷を負ってはいないと分かって、誰もがほっとした。彼が早くよくなるよう祈っている。


 ああいうことを目にするのは気分がよくないが、幸いレーシングスーツがとても高い安全性を確保していたし、ヘイローがガードレールを彼の頭の上に押し上げる形になり、それが命を救う役割を果たした。


 レースの話をすると、ルイスについていくためにやれることをすべて試みた。これ以上できることがあったかというと、ほとんどなかったと思う。でも残念ながら僕らは速さが足りなかった。


 メルセデスにもっと強くプレッシャーをかけることもできたはずだと僕は思っているが、全体的に見て、今日のマシンのペースを考えれば、2位は僕らの実力と一致した順位だと思う。


 ダブル表彰台を達成できて、チームにとって素晴らしいリザルトになった。アレックスはいい仕事をしたね。表彰台に上がれてよかった。


 ここで僕らのマシンはうまく機能しているようだから、来週末の別のレイアウトでどうなるのかを見てみよう。もう少しペースを見つけ出して、最大限の結果を出したいね。


■メルセデス-AMG・ペトロナスF1チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=1位

2020年F1第15戦バーレーンGP 優勝したルイス・ハミルトン(メルセデス)と2位マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第15戦バーレーンGP 優勝したルイス・ハミルトン(メルセデス)と2位マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 今日のこと(注:ロマン・グロージャンの事故)は、このスポーツは危険を伴うということを僕ら全員に思い出させる出来事だった。ロマンの事故を見てショックを受けた。ヘイローがしっかり役割を果たしたことに心から感謝する。すぐに現場にかけつけたFIAのメディカルチームの皆さんのおかげで大事には至らなかった。ロマンがあれほどの事故から自力で脱出できたことは、F1とFIAが安全性向上のため長年取り組み、素晴らしい仕事をしてきたことの証明だ。


 レースのことについて話そう。身体的にとてもきついレースだった。マックス(・フェルスタッペン)から常にプレッシャーをかけられていた。彼はとても速かったんだ。僕の方は、マシンがスライドしてしまうことに少し苦労していた。それでも、重要なタイミングで、マックスの速いラップタイムに反応することができてよかった。


 レース終盤、マックスがピットに入った時、その後どうなるのか、少し警戒したけれど、チームが最初から最後まで戦略において正しい判断をしてくれた。彼らには心から感謝している。またこのような結果を出すことができて誇りに思う。



(autosport web)




レース

4/19(金) フリー走行 12:30〜13:30
スプリント予選 16:30〜17:14
4/20(土) スプリント 12:00〜13:00
予選 16:00〜
4/21(日) 決勝 16:00〜


ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン77
2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

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