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ハミルトンが通算95回目のポール獲得。フェルスタッペンとアルボンが3、4番手に続く【予選レポート/F1第9戦】

2020年9月12日

 9月12日現地時間午後3時、F1第9戦トスカーナGPの予選が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは3番手、アレクサンダー・アルボンは4番手だった。


 晴天に恵まれて気温は29度、路面温度は45度と暑いコンディションでのセッション開始となった。土曜からターン3、5、9、11、15出口は路面とグラベルの境目がトラックリミットと再確認されたほか、予選からはターン14のイン側縁石よりも内側をカットするとトラックリミット違反と判定されることが明確化された。


 ソフトタイヤとミディアムタイヤの差が金曜時点で0.9秒と大きいため、Q1から各車ともソフトタイヤを履いてアタックを開始していく。


 まずはフリー走行3回目まで好調な走りを見せていたバルテリ・ボッタス(メルセデス)が1分15秒749のトップタイムを刻み、ハミルトンは0.029秒差で2番手につけ、フェルスタッペンは0.586秒差の3番手となる。以下はレーシングポイント勢、アルボン、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)と続き、フリー走行で苦戦を強いられていたマクラーレン勢もカルロス・サインツJr.がルノー勢を上回った。しかし5番手セルジオ・ペレス(レーシングポイント)から19番手ロマン・グロージャン(ハース)までが0.6秒にひしめく大接戦となる。


 コース上の渋滞も懸念されるため、残り4分でペレスが先陣を切ってコースインし2度目のアタックへ。2番手ハミルトンも中古ソフトでコースインし、コース上は17台のマシンで混雑することとなった。


 路面のインプルーブ幅が大きく、ここで各車がタイムを更新していく。しかしアタック1回目で好タイムが記録できなかったピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)は2回目も0.053秒届かず16番手でQ1敗退。17番手アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、18番手はターン7出口でグラベルにはみ出しながら自己ベストタイムを更新した18番手ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)、19番手ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、20番手ケビン・マグヌッセン(ハース)というQ1敗退組となった。


 セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は辛くも15番手でQ1突破、キミ・ライコネン(アルファロメオ)は13番手、グロージャンは14番手とベテラン勢がQ2に進出してみせた。

ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
2020年F1第9戦トスカーナGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)


 決勝スタートタイヤを左右するQ2では、ミディアムタイヤでのアタックが予想されるなかでメルセデスAMG勢がソフトでコースイン、そしてレッドブル勢もソフトでのアタックを選択した。先頭のメルセデスAMG勢はかなりスローなアウトラップを走り、最終コーナー手前ではフェルスタッペンらが渋滞に捕まったかたちとなった。


 ここでハミルトンが1分15秒309でトップに立ち、ボッタスが0.013秒差で2番手、フェルスタッペンは0.162秒差の3番手、アルボンも0.605秒差で4番手につけた。


 トラフィックを嫌ってか残り5分を切ったところで早めにレーシングポイント勢やフェラーリ勢がコースイン。メルセデスAMG勢とレッドブル勢、そして5番手ダニエル・リカルド(ルノー)だけが待機し、他車は2回目のアタックに臨んだ。


 ここでサインツが10番手に飛び込んだものの、ノリスは11番手で今季初のQ2敗退。12番手クビアト、13番手ライコネン、1000レース目のフェラーリを駆るベッテルは14番手、15番手グロージャンがQ2敗退となった。

ランド・ノリス(マクラーレン)
2020年F1第9戦トスカーナGP ランド・ノリス(マクラーレン)

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
2020年F1第9戦トスカーナGP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)


 Q3でも各車がソフトタイヤを履いてコースに向かうが、新品タイヤが1セットしか残っていないルクレールとサインツは中古ソフト、オコンとペレスはコースインせずピットガレージで待機する。


 ここでもハミルトンが1分15秒144でトップに立ち、ボッタスは0.059秒の僅差で2番手。3番手フェルスタッペンは0.402秒差と後れを取り、4番手には0.801秒差のアルボン。やはり新品タイヤが1セットのみのペレスは残り5分でコースインしてクリアラップで5番手につけた。


 残り4分を切って各車が最後のアタックへ。ペレス以外の9台がコース上でアタックを行う。


 ハミルトンはセクター2でベストを刻んだもののセクター3が伸びず、タイム更新はなかったが通算95回目のポールポジション獲得を決めた。


 ターン3の出口でワイドになったオコンがスピンを喫し、このダブルイエローの影響を受けたボッタスは最後のアタックを途中で断念し2番手。フェルスタッペンは0.365秒差まで迫ったものの3番手。4番手アルボンも0.810秒差となった。5番手ルクレール、6番手ペレス、7番手ストロール、8番手リカルド、9番手サインツ、10番手オコンという結果になった。

ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2020年F1第9戦トスカーナGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2020年F1第9戦トスカーナGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)

ルイス・ハミルトン(メルセデス)&マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第9戦トスカーナGP 2020年F1第9戦トスカーナGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)



(Mineoki Yoneya)




レース

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予選 16:00〜
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ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン77
2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

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