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ルクレールにペナルティが科されなかったのは「フェラーリ同士の接触だったことが影響」とF1レースディレクターが示唆

2020年7月16日

 F1のレースディレクターを務めるマイケル・マシは、第2戦シュタイアーマルクGPの決勝レースでフェラーリのセバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールが接触した件について、ルクレールにペナルティが科されなかった理由には、このクラッシュがチームメイト同士でのアクシデントだったことが影響していると述べた。


 シュタイアーマルクGPでの大打撃によって、フェラーリはトラブル含みのシーズンに苦戦している。ベッテルとルクレールが、決勝レースのオープニングラップで衝突したのだ。2台がリタイアした後、ルクレールはすぐに衝突について謝罪し、「今日起きたことは明らかに僕の責任だ。他に言えることはない」と認めた。


「僕がすべての責任を負う。僕はミスをおかした。謝罪するだけでは足りないことだ」


「チームのために良い結果を出すことしか頭になかった。もしかすると3つや4つ順位を上げることができるかもしれないと思って、突き進んでいった。でも実際にチャンスはなかった」


「チームとセブ(セバスチャン・ベッテルの愛称)に謝罪する。彼らは何も悪くない。今日は全員を落胆させてしまった。本当にすまなく思っている。このことから学んで、次戦ではもっと強くなって戻ってくるよ」


 一方ベッテルは、ルクレールの発言と謝罪によってこの件は終わったと語っており、ハンガリーに向けてふたりの間に悪感情などはないという。


 また、フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、高い代償を払うことになったクラッシュについて、チームにいさかいが残るようなことはないと述べた。


「我々の2台のマシンが数周のうちに両方ともガレージに戻されるのを見るのは非常に辛いことだった。このようなインシデントは、集団のなかからレースをスタートするときには常に起こり得るものであり、責任を負わせるようなことは意味がない」


「どうであろうと今は非難するタイミングではない。代わりに我々は自身の仕事に取り組まなければならない。困難な時期にこそ人々の最高の部分が引き出されるのだ。私は今がそのときだと確信している」

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
2020年F1第2戦シュタイアーマルクGP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)


 しかし、レーススチュワードがベッテルに衝突したルクレールに対してペナルティを科さなかったということには、ある程度の驚きがある。


 レースディレクターのマイケル・マシは、『Motorsportweek.com』に「スチュワードは当時これを見て、このインシデントにさらなる調査は不要だと判断した」と語った。そしてマシはこの決定について、このクラッシュがフェラーリのドライバー間で起きたことであることもおそらく影響していると認めた。


「確かにその影響があったと思う。間違いなく考慮されただろう。だがそれが決定的要素であったかどうかは分からない」


「以前、チームメイト同士のインシデントにペナルティが科されたこともあるし、そうではなかったこともある。だから長年にわたってそのことは考慮され、判断が行われてきたのだと思う」


「どの程度までか、それは全体的なインシデントの重大さによって違ってくるというのが正直なところだ」


 またスチュワードは、レースの終盤にランス・ストロール(レーシングポイント)がルノーのダニエル・リカルドを強引に追い抜いたことについても不問にすることを決定した。このときは、2台のマシンが短い間だがコース外に出てしまった。


「彼らはあの件を見ていた。私が調査中のスチュワードと手短に話して理解しているのは、ふたりのドライバーはいずれもインシデントとしてこの件にほぼ責任がないということだ」


「どちらのドライバーも、部分的にしても全体的にしても責任を負う必要があるという意見もあったが、彼らの見解では、どちらのドライバーも全体的に責任はないということだった」


「それに基づく彼らの見解として、レギュレーションの違反もなかったことから、あれ以上の対処は不要となった」


 リカルドはストロールの動きを「自暴自棄」だと表現し、そのせいで2台はマクラーレンのランド・ノリスにオーバーテイクされてしまったと語った。


 またルノーは、レーシングポイントのシャシーについて正式な抗議の申し立てを行った。申し立てはスチュワードによって受け入れられたと見られており、さらなる調査と分析を行って判定が発表されるということだ。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)




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