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ハミルトン、規則違反でペナルティも、優勝剥奪は免れる。チーム司令塔の混乱が原因
2018年7月23日
F1ドイツGPで優勝したルイス・ハミルトンが、決勝後、レギュレーション違反の疑いでスチュワードの調査を受けた。レース中、ピットエントリーとトラックを分ける白線をカットしたことが問題視されたためで、一時は降格も懸念されたが、スチュワードの審議の結果、戒告処分が下されるにとどまった。
予選Q1でトラブルに見舞われ、14番グリッドからのスタートとなったハミルトンだが、見事なレース運びで順位を上げ、トップを走っていたセバスチャン・ベッテルがクラッシュしてリタイアしたこともあり、優勝を勝ち取った。
しかしレース終了後、その優勝が剥奪される可能性が出てきた。ハミルトンが違反したと疑われたのはFIA国際スポーツ法典の項目で、問題の箇所には「不可抗力(スチュワードがそのように認めたもの)である場合を除き、ピットレーンに入ってくるマシンは、ピットエントリーとトラックを分けるラインを、いかなる方向においても越えることは禁じられる」と記されている。
スチュワードが注目したハミルトンの行為は、セーフティカーが出動した際、チームからの指示が、ピットインするかどうか、明確になされなかったことにより起きた。メルセデスは最初はピットインするよう指示、ハミルトンがピットレーンに入ったところで、ステイアウトするように言った。そのためハミルトンが芝を越えてコースに戻ったところ、チームは「そのまま入って来るように」と再び指示を変えたと、ハミルトンは述べている。
「ピットウォールの方では皆がパニックになっていて、混乱が生じていた。一番リラックスしていたのは僕だと思うよ!」とハミルトンがレース後に述べたとSky Sportsは報じている。
「彼らは『イエス!』『ノー!』『入って来い』『入って来るな』と立て続けに叫んでいて、大変なことになっていた」
表彰式も終わった後で、スチュワードはこの件を審議することを明らかにし、ハミルトンとチーム代表者を呼び出して調査を行った。その結果、スチュワードは、ハミルトンは規則に違反したものの、タイムペナルティを科すにはおよばないと判断、戒告処分を下した。
このような決断に至った理由を、スチュワードは以下のように説明している。ハミルトンとチームがミスを素直に認めていること、ステイアウトかピットインするかに関してチーム内で混乱が生じており、それが違反につながったこと、違反はセーフティカー出動時に起き、その時点で他のドライバーに危険がおよぶ可能性がなかったこと、方向転換が安全なやり方で行われたことをスチュワードは考慮に入れ、戒告が適切なペナルティであるとの結論に達したということだ。
ハミルトンは2位バルテリ・ボッタスとの差は4.535秒、3位キミ・ライコネンとの差は6.732秒で、何らかのタイムペナルティを受ければ、優勝を失うものとみられていた。
(autosport web)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 110 |
2位 | セルジオ・ペレス | 85 |
3位 | シャルル・ルクレール | 76 |
4位 | カルロス・サインツ | 69 |
5位 | ランド・ノリス | 58 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 38 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 33 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 31 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 19 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 195 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 151 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 96 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 52 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 40 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 5 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |