最新記事
- F1中国GP技術解説:どん底アルピーヌの期待の...
- フェラーリF1、マイアミGPスペシャルカラーの...
- フェラーリF1、HPとの複数年のタイトルパート...
- ペナルティに憤慨するサージェント「誰も僕に...
- F1、2025年に向けてポイントシステム変更を検...
- アルボンのホームGP誕生か。F1がタイでの開催...
- フェルスタッペン、アメリカでの3戦で使用す...
- フェラーリF1、マイアミGPでSF-24のカラーリ...
- 突然の「奇妙な」失速。上海でのペース不足に...
- フェルスタッペン陣営との交渉を仄めかすメル...
- メルセデスF1、2026年のフェルスタッペン獲得...
- タイヤ装着前に信号が変わるミスが発生、クル...
F1スペインGP技術解説(5):ハースも他チームが導入している3重式のハロを採用
2018年5月22日
F1の開発はとどまるところをしらず、毎グランプリ、新しいパーツが導入されている。F1iのテクニカルエキスパート、ニコラス・カーペンティアーズがスペインGPの週末に見つけたハース、フォース・インディア、ザウバー、ウイリアムズの注目アイテムを紹介、分析する。
(1)ハースのハロがライバル型に
ロマン・グロージャンのマシンのみ、無数の羽根を付けて細かい渦を起こさせる形式から、3重式のハロに代わっていた。すでにマクラーレンやトロロッソ、ルノー、フォース・インディアが採用しているものである。
(2)フォース・インディアの新フロア
2本の長い溝が入っていたフロアが、9個の細かい切れ込みに変更されている。その目的はマクラーレンのところで説明したように、サイドポンツーン両脇を流れる乱流がフロア下に入り込み、ディフューザーへと向かう気流を乱すことを防ぐことである。
(3)ザウバーも細かい改良を投入
アゼルバイジャンで新フロントウイングを投入し(1、2枚目の比較写真参照)、戦闘力向上に成功したザウバー。スペインではフロア前端と、その真上のミニウィングに細かい切れ込みを入れ、整流効果の最適化を狙っていた。
(4)ウイリアムズの低迷は、基本コンセプトの問題か
不調を極めるウイリアムズはスペインで大幅アップデートを投入するはずだったが、小規模な改良に留まった。アレックス・ブルツは、「問題の根本は、ディフューザーが機能していないところにある」という。
「フロアとディフューザーが発生すべきダウンフォースが、想定した数値にまったく達していない。去年も同じ問題が起きていたが、ここまで深刻じゃなかった。でも今回は、ほとんど機能を停止してるレベルの問題だ。マシンにグリップはなく、ドライバーにとってはまともに運転できる状態じゃない」
開発エンジニアは、「夏前の解決は、期待できそうにない」と、かなり悲観的だった。
スペインGPの車体アップデートは決して少なくはなかったものの、例年に比べると百花繚乱というほどではない。中でもウイリアムズとトロロッソは、ひょっとすると見落としている部分はあるのかもしれないが、ほとんど変更点は見当たらなかった。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(Translation:Kunio Shibata)
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 110 |
2位 | セルジオ・ペレス | 85 |
3位 | シャルル・ルクレール | 76 |
4位 | カルロス・サインツ | 69 |
5位 | ランド・ノリス | 58 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 38 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 33 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 31 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 19 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 195 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 151 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 96 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 52 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 40 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 5 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |