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ピエール・ガスリーに聞く好調の理由と、レッドブルのアルボンの状況と1年前の自分【F1第4戦予選】

2020年8月2日

 アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが去年以上に好調だ。アルファタウリの今季の戦闘力は必ずしも中団グループ上位に位置するものではなく、トラブルにも何度も見舞われた。にもかかわらずガスリーはコンスタントに予選トップ10の速さを重ねている。


 今週末のF1第4戦イギリスGPでも、予選Q2で今季絶好調のレーシング・ポイントのランス・ストロールと激しく争い、同タイムながらストロールが先にタイムをマークしたためガスリーは11番手となり、惜しくも3戦連続のQ3進出を逃した。予選後、そのガスリーに好調の理由を聞いた。


──あと1000分の1秒速ければ、Q3に行けていました。
ピエール・ガスリー(以下ガスリー):
ほんとだよね(笑)。予選ではいつだって、ひとつでも上の順位を狙いたいと思っている。ただ、客観的にはスタートタイヤが選べる11番グリッドは決して悪くない。いずれにしても今季メチャクチャ速いレーシング・ポイントとも結構張り合えたし、そのうちの1台より前に行けた。その意味でも満足しているよ。


──今季のあなたは、去年までとは違うように見えます。伸び伸びと走って、レースを楽しんでいるように見える。去年の表彰台獲得があなたを変えたのでしょうか?
ガスリー:
今年の僕が去年までと違う? ほんとに? 個人的にはそんな感じはしていないかな。もちろんこの1年でいろいろな経験を積んで、それが僕の走りを変えている可能性はあるね。でも僕は以前からずっと、現状を少しでも変えよう、前に進もうと思うタイプの人間で、そういう生き方は全然変わっていないと思うよ。


──ハンガリーGPではギヤボックストラブルでリタイアを喫し、(ダニール)クビアトも今回ギヤボックス交換でグリッド降格ペナルティを受けました。何か深刻な問題を抱えているのですか?
ガスリー:
僕の方は何が起きたのか、すでに解明済みだ。パワーユニット関連のトラブルが相次いで、ギヤボックスにダメージが蓄積してレースで壊れたということもあって、今回は予防的な措置でダニール側の交換も決めたということだ。


──今の(アレクサンダー)アルボンのレッドブルでの状況を見て、去年のあなたのようだと身につまされたりしますか?
ガスリー:
1年前の僕を振り返ると、もっとこうすべきだったと思うことはいろいろあるよ。シーズン途中で降格されたことを納得するまでに、すごく時間がかかったしね。でも、彼らはそれが正しいと信じてやったんだと今は思える。今のアレックス(アルボンの愛称)が去年のような速さを発揮できていないことについては、僕には理由はわからないね。


──今のチームに戻ってからのあなたは、自分に対する自信とエンジニアとの信頼関係の両方を取り戻したように見えます。それが今、乗れている理由なのでは?
ガスリー:
どうだろう。もちろんドライバーはひとりでは何もできない。特にF1のような最高峰のカテゴリーではね。その意味で自分の周囲の環境が整っていることは無視できない要素だと思う。特にライバルたちと接近戦を繰り広げている時はなおさらだ。もちろんその大前提として、戦闘力のあるマシンパッケージというのはあるけどね。


──金曜会見で田辺(豊治)ホンダF1テクニカルディレクターは、メルセデス製パワーユニットの進歩の大きさに驚いたと言っていました。あなたも同意見ですか。そしてホンダは遠からず、彼らに追い付けると思いますか。
ガスリー:
メルセデスというメーカーには、ずっと驚かされっぱなしだよね。これだけ勝ちまくっていても、それに満足しないでさらに進化を続けている。毎年、限界を広げているんだ。それは本当にすごいことだと思う。技術規約が大きく変わらないと、自然にライバルたちに追い付かれて行くものなのにね。そして今年はさらに大きな進化を遂げたように見える。あのストレートの速さは驚くほどだし、コーナーもとてつもなく速い。でもホンダの進化だって、マクラーレンと組んでた頃に比べればすごいものだと思う。だから、必ず追い付けると信じてるよ。

2020年F1第4戦イギリスGPで好調を見せるピエール・ガスリー
2020年F1第4戦イギリスGPで好調を見せるピエール・ガスリー


2020年F1第4戦イギリスGPピエール・ガスリー
惜しくも予選Q2敗退となったが、シルバーストンで速さをアピールしたピエール・ガスリー


(Text : Kunio Shibata)




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