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ガスリー予選後インタビュー:「中古のソフトで10番手に入るよりも状況は良いよ」/F1アブダビGP

2019年12月1日

 たったひとつの出来事が、人の表情をこんなにも変えるものだろうか。前戦ブラジルGPで自己最高位の2位を射止め初表彰台に上がったピエール・ガスリーは、2週間後のアブダビで自信に満ちた明るさに溢れていた。


 8月にレッドブルから降格されてからも決して腐らず、日本GP以降4戦連続Q3進出と確実な結果も出してきた。今回、その連続記録は途絶えてしまったが、今週末の最終戦にはマクラーレンのカルロス・サインツとの6位争いがかかっている。ニュータイヤで11番グリッドからスタートできることで、8番グリッドのサインツ追撃は「十分可能だ」と、ガスリーは断言するのだった。


──少なくともトップ10には入れると思っていたのでは?
ガスリー:
確かに、その通りだよ。FP3まで感じていた手応えが、すっかり消えてしまってたからね。あちこちで滑りまくって、グリップ感が感じられなかった。


 マシン本来の性能を、100%引き出せなかったという意味では、少しガッカリしている。でも一方で予選前にエンジニアとは、「Q3に進んで10番手に終わるぐらいなら、11番手ぐらいに付けてスタートタイヤを自由に選べたらいいね」と言ったりしていたんだ。


 実際、今週末はマクラーレンとルノーの速さが群を抜いてて、僕らが中団グループのトップ争いに加われる可能性はあまりなかったしね。なのでこのグリッドには、満足しているよ。


──この位置からでも、8番グリッドのサインツを追撃できそう?
ガスリー:
そう思う。客観的に見ても、さっき言ったように何とかQ3に進んでたとしたら、中古のソフトタイヤでスタートすることになる。そしたら今週末のカルロスには、とうてい追い付けないと思う。


 でもミディアムとかのニュータイヤでスタートできたら、状況は全然違う。その予想が明日的中することを、祈っているよ。


──レースは基本的に、1ストップですか?
ガスリー:
中古のソフトタイヤでスタートしたら、1回ストップはけっこう厳しいんじゃないかな。でも自由にニュータイヤを選べるんなら、1回作戦も視野に入ってくると思う。


 今夜のミーティングで、その辺をしっかり詰めるけどね。1回ストップの可能性も、決して捨ててるわけじゃないよ。


──2回ストップだと、コース上でオーバーテイクできるだけの速さが必要になる。
ガスリー:
その通り。でもこのサーキットは、決してオーバーテイクしやすいわけじゃないからね。その意味でも新品タイヤの11番グリッドというのは、興味深いスタートポジションなんじゃないかな。


──前戦ブラジルで2位表彰台を射止めながら、ここではQ3にも進めなかった。その事実に、ガッカリする気持ちはないですか?
ガスリー:
それはないよ。ブラジルの2位表彰台自体、トロロッソにとっては毎レース狙えるものじゃないのは明らかなわけだし。普通に考えたら、一生懸命頑張って何とか予選トップ10に入れるかどうかだよね。


 そして今週末は、マクラーレンとルノーが強い。だったらなおのこと、さっきも言ったように11番手か12番手を狙った方がレースではより有利だよね。その目論み通りにことが運ぶことを、明日は願ってるよ。



(Kunio Shibata)


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