最新記事
- ビン・スライエムがFIA会長に再選。選挙規則...
- F1、FIA、全11チームが2026年コンコルド統治...
- 「F1はホンダにとって不可欠」技術規則の変更...
- 「人間としてもドライバーとしても成長した」...
- 「僕はがっかりしていない」後半戦の巻き返し...
- 「ルクレールとの差を築いて」トップふたりは...
- ウイリアムズ、2026年型マシン『FW48』のプレ...
- フェルスタッペンのレースエンジニアの去就に...
- ボッタスがキャデラックF1ドライバーとして本...
- 事故による修理費を最も多く負担させたドライ...
- インディカーからF1への道が広がる。スーパー...
- スーパーフォーミュラテスト参加中のドゥーハ...
【F1イタリアGPの焦点】ティフォシの興奮とメルセデスの攻撃の狭間で、未知の自分と対峙していたルクレール
2019年9月10日
スタートからゴールまでメルセデスの攻撃を抑えた53周は、「53周よりもずっと長く感じた」とシャルル・ルクレールは振り返った。勝利の後の気持ちをひと言で表現するなら「解放」とも。
モンツァ仕様のフェラーリは完璧で、予選ではポールポジション獲得に成功。しかしレースでは1週間前のスパ・フランコルシャンと同じように、メルセデスに苦しめられることが予想された。
「とにかく、スタート直後の3周で十分なギャップを築きたい」
スリップストリームとDRSの脅威は、スパ以上に大きくなるだろうから──。それでも、スパより明るい要素がひとつ。
「FP2でロングランを行った時のペースは悪くはなかった。スパと比べてもライバルとの差は小さくなったと思う」
ルクレールがFP2で21周のロングランを行ったのはC2ハード。スパで苦労した“ミディアム”と同じC2スペックだが、モンツァはスパほどタイヤへの負荷が大きくない。タイム的にはセバスチャン・ベッテルがロングランを担当したC3ミディアムの方が優れているけれど、同じタイヤで勝負するとメルセデスが有利になってしまう。
メルセデスではルイス・ハミルトンがハードを2セット持っていたが、FP1がウエットだったせいかFP2でもハードは使わず、ミディアムとソフトに集中して仕事を行っていた。ストレート速度よりもダウンフォースに自信を持つ彼らは、予選で負けてもレースではタイヤに優しい特性を活かしてフェラーリに挑めると考えていたのだ。
こうした状況の下、ルクレールにとって厳しい条件となったのは、自分とベッテルの間に2台のメルセデスが入ってしまったこと。スパではベッテルが5周の間ハミルトンの前に立ちふさがり、“壁”となってくれた。しかしモンツァでは、真後ろにハミルトンとバルテリ・ボッタスの2台。メルセデスは作戦を分け、1台はアンダーカットを、1台はオーバーカットを狙ってくるだろう。僅差の走行が続いた場合、ルクレールひとりで2台に対抗するのは、計算上は不可能だ。
大舞台を前にして、ルクレールは精神的にも難題を抱えていた。フェラーリのドライバーとして初めて挑むイタリアGP。特別な週末になることは予想していたものの、水曜日にミラノで開催されたイベントに参加し、想像をはるかに超えたティフォシの情熱を目の当たりにして以来、“勝利”だけが頭を占めてしまった。それはルクレールにとって、これまで経験したことがない精神状態だった。
「生まれて初めてのことだった。通常、僕はマシンに乗って自分が行う仕事だけに集中し、結果としてそれがうまく機能してきた。でも水曜日、信じられないサポートを目にして以来、応援してくれるみんなのため、チームのために勝ちたいという思いに僕はとらわれてしまった。ティフォシの目の前で勝利したい──。レース中にさえ、“勝てたら、観客席を埋めた人たちにはどれほど大きな意味があるんだろう?”と考えてしまったくらいだ」
関連ニュース
| 12/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 12/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
※アブダビGP終了時点
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
※アブダビGP終了時点
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
2025年F1カレンダー
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |



