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2020年は22戦開催が確実か。F1カレンダー拡大の一方で、チームスタッフの疲弊を懸念「限界に近づいている」

2019年8月29日

 スペインGPが2020年の開催を確保したことで、来年のF1は史上最多の22戦が開催されることがほぼ確実となった。そんななかハースのケビン・マグヌッセンやロマン・グロージャンは、レースが増えることにより厳しい状況に直面することになるのは、ドライバーではなくチームスタッフだという考えを明かした。


 ハースのケビン・マグヌッセンは、「チームにとって厳しい状況になると思う。家から離れる時間が多くなるからね」と語った。


「もちろん僕たちも家を離れて過ごす時間が増えるけれど、僕たちは(スタッフと比べて)少し楽なんだ。週末の間はきちんと寝ることもできるし、スタッフたちのように1日16時間も働かなくてもいい。レースがさらに追加されたら、彼らにとっては厳しい状況になる」


 チームメイトのロマン・グロージャンも、マグヌッセンに同意している。


「誰にとっても限界に近づいていると思う」とグロージャンは話した。


「でも人間の体は強いから、何ができるか様子を見てみよう」


 またハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、他の領域で妥協がなされなければならないと述べた。


「ひとつのレースを追加するということは、テストを減らすことを意味するかもしれない」とシュタイナーは述べた。


「スタッフを交代させずに済むように、もう1戦をこなす道を探そうとしている。だがどこかの時点でスタッフを交代させて、数戦休みを与えなければならなくなるだろう。22戦の開催について、追加のレースを行う分、どこかの領域での活動を減らす必要があるという、チーム間における十分な理解があると考えている」

■伝統あるサーキットと新規開催地のバランス

 2020年のスケジュールに関しては、スパ・フランコルシャンのような歴史あるコースと、来年初めて開催されるベトナムのような新しいコースとのバランスを取ることについて多くの論争と議論が行われてきた。


 シュタイナーはこの問題についてどのような立場にあるのだろうか? また、F1の歴史を守ることと、新たなF1の将来を作りあげることの間の適切なバランスはどこにあるのだろうか?


「今の時点では適切な組み合わせになっていると考えている」とシュタイナーは語った。


「歴史あるレースがいくつかあり、ここ10年から15年で始まったまあまあ歴史のあるレースがいくつかある。そして、常にエキサイティングな新しいレースもある」


「ザントフォールト(オランダ)を例にとってみよう。歴史あるサーキットだが、長いことF1は開催されていない。あそこへ戻るのは興味深いことになるだろう」


「ハノイは完全に新しい会場だ。もちろんF1とベトナムの双方にとって面白いことになるのは確かだ。今のところは、新しいコース、まあまあ歴史あるコース、歴史豊かなコースがうまく組み合わされていると思う」


 一方でグロージャンは、サーキットのバランスを取ることについての最良の解決策は何なのかという問いについて、明確な答えは持っていないと明かした。


「簡単な作業ではないし、僕は適切な答えを持っていない」


「僕に言える唯一のことは、チームにとって、ヨーロッパでのレースの方がより楽だということだ。ほとんどのチームがヨーロッパを拠点としているからね。ドイツGPなどを失うことになったら少し悲しいよ。長い間開催されてきた歴史の積み重ねがあるし、コースもとてもクールだからね」


「何を失うかということは常に分かるが、何が得られるのかということは分からない。僕たちが得るものは良いものかもしれないし、悪いものかもしれない。個人的には、ドライバーにはそれぞれ好みのコースがあって、そこに行きたいのだと思っている。そして他のコースがカレンダーから外されても構わないんだ」



(grandprix.com)


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