【】フェルスタッペン、タイヤバーストで2位を失う「メルセデスと競っていたのに残念」レッドブル・ホンダ【F1第13戦】
11月2日
2020年F1エミリア・ロマーニャGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは63周のレースの50周目にリタイアを喫した。
フェルスタッペンは3番グリッドからミディアムタイヤでスタート、すぐさまルイス・ハミルトン(メルセデス)を抜いて、バルテリ・ボッタス(メルセデス)に続く2番手を走行。18周目にハードタイヤに交換、その後、ファーストスティントを長くとったハミルトンがトップに浮上したことで、フェルスタッペンは3番手となるが、マシンにダメージを抱えたボッタスをオーバーテイク、43周目に2番手に浮上した。しかし突然右リヤタイヤがバーストし、コースオフしてマシンを降りる結果になった。
レッドブルはフェルスタッペンのリタイアについて「タイヤに不具合が起きたものと思われ、それによりスピンオフした」「デブリが原因の可能性がある」と述べている。
ピレリF1のボス、マリオ・イゾラは、詳細な調査を行う必要があるが、レース直後の推測では、コース上のデブリによってタイヤのパンクが引き起こされたとみられると述べている。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=リタイア
いいスタートを切って、メルセデス2台に引き離されることなく走り、彼らとの戦いを楽しんでいた。スタートはうまくいき、すぐにルイスを抜くことができた。僕が早めのピットストップを行ったことで、バルテリもすぐにピットに入った。でも彼は(フロアに)ダメージを負っていたために、ピットストップの後、僕は彼に抑えられる形になり、ルイスとのギャップが大きく広がってしまった。(トップを走る)ルイスは前が空いた状態で走っていたんだ。
バルテリを抜いた後、僕のペースはよかったし、マシンの感触も良好だった。本当に楽しく走っていたのに、ストレートで突然マシンのコントロールを失った。タイヤに何らかの不具合が起きたためだ。
本当にがっかりだ。2位でまた表彰台に上れたらうれしかったのに。でもこういうことが起こって、ノーポイントという残念な結果になってしまった。レース自体はとてもポジティブだったのにね。
(自身の公式サイトに語り)いいレースになりそうだったのに残念だ。今年はイタリアでの3戦をすべてリタイアで終えることになってしまった。
スタートでルイスを抜いて、ボッタスについていこうとしていた。彼の方が速かったけどね。ボッタスをアンダーカットしようとして1周早くピットに入ったが、うまくいかなかった。
ストレートでタイヤがブローし、コントロールを失った。何が起きたのか正確なことは分からないけど、マシンを見たら、どこも壊れていなかった。
2位を獲得できなくて本当にがっかりしている。すごく楽しいレースだった。プッシュして、メルセデスについていき、何の問題もなく2位でフィニッシュできたはずだった。
(autosport web)
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