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【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:ふたりの若手によってハース移籍の望みが潰えたペレス

10月21日

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 ハースF1チームに近い筋によれば、今年の終わりにスーパーライセンスを取得することが確実視されているニキータ・マゼピンが、来年のハースのシートを獲得したという。2年契約に伴って、彼の父親であるドミトリーは7000万ドル(約73億7600万円)をチームに支払う予定だ。

 また、2021年のもうひとつのシートはFDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)のドライバーからひとり、おそらくはミック・シューマッハーが獲得すると思われ、ハースへの移籍を模索していたセルジオ・ペレスの試みは断ち切られることになる。

 これにはアルファロメオ・レーシングが来年、キミ・ライコネンとともに、3シーズン目になるアントニオ・ジョビナッツィも抱えておきたい事情もからんでおり、したがって若いシューマッハーはハースで2シーズンを走ることになる。

 FDAのカラム・アイロットとロバート・シュワルツマンについては、来年のF1シート獲得競争には敗れた格好となった。大口のスポンサーがついていないアイロットは、アルファロメオかハースのリザーブドライバーになりそうだ。一方で、フェラーリとしては若いシュワルツマンにFIA-F2で2シーズン目を過ごしてほしいと考えている。だが彼のスポンサーであるSMPレーシングは、このひどい扱いに大変失望しているという。


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