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【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:息子の2021年F1シート獲得に向け約74億円を用意した億万長者
10月6日
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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ニキータ・マゼピンの父親で億万長者のドミトリー・マゼピンは、息子を来年F1に入れるという願いをかなえるためなら金に糸目はつけないと決心したようだ。ロシアの新興財閥であるマゼピンは、当初目論んでいたハースF1チームの購入について、ジーン・ハースがチームを売りに出さないと明らかにしたことから方針を転換した。
どこであれ、2021年と2022年にニキータと契約するチームには7000万ドル(約74億円)を提供することを決めたという。その場合、彼にとって最も現実味のある相手はハース、アルファロメオ、アルファタウリのいずれかだろう。ウイリアムズですら、現在のドライバーたちとの契約が来年も続くからだ。
今のところマゼピンとしては、ダニール・クビアトが座るアルファタウリのシートに、来年末のF1撤退を発表したホンダが角田裕毅を押し込んでこないことを願っている。早ければ来年から息子のニキータを契約させる可能性について、彼はロシアGPのタイミングを利用して、ヘルムート・マルコ、フランツ・トストと話し合ったようだ。
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