【】アルボンが悲願の初表彰台「絶対に逃さないと決意し、アグレッシブに戦った」レッドブル・ホンダ【F1第9戦】
9月14日
2020年F1トスカーナGP決勝で、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは3位でフィニッシュ、キャリアにおけるF1初表彰台を獲得した。
レースは2度の赤旗中断をはさむ波乱の展開となった。最初のスタートをソフトタイヤで4番手からスタートしたアルボンは、赤旗後、ソフトタイヤで走行、4番手からリスタートするが、ポジションを7番手まで落とした。しかし30周目には3番手に浮上。32周目にミディアムタイヤに交換した後、5番手を走行する。
42周目、2回目の赤旗中断になり、アルボンはソフトタイヤに交換して4番手からリスタート。いったんセルジオ・ペレス(レーシングポイント)に抜かれたもののすぐに抜き返し、その後、前を行くダニエル・リカルド(ルノー)をオーバーテイクし、51周目に3番手に上がると、59周のレースの最後までその位置を維持し、自身初のF1表彰台を獲得した。
なお、レース序盤のリスタート時に発生したアクシデントについて審議がなされた結果、アルボンを含む12人のドライバーに対して警告がなされた。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アレクサンダー・アルボン 決勝=3位
本当にハッピーだ。ここにたどり着くまで少し時間がかかった。ずっと願っていたことだが、いろいろな理由で今までつかむことができずにいた。だから今日表彰台に立つことができて、特別な気分だよ。
チームは僕が加入した日からずっと支えてくれたから、彼らにお返しをすることができてとてもうれしい。それに、僕の能力を彼らに示すこともできた。
タフなレースだった。楽なレースではなかったのは間違いないよ。ここは容赦のないコースだ。セクター2の高速コーナーは特に難しい。今日は何度もリスタートが行われ、難しい仕事をこなさなければならなかった。
スタートの蹴り出しが良くなかったため、アグレッシブに行ってオーバーテイクを決めなければならなかった。マシンがとても好調だったし、ブレーキに関しても優れていることは分かっていたので、それをアドバンテージとして活用した。
最後のリスタートでふたつポジションを落としたが、表彰台のチャンスを逃すつもりは全くなかった。闘志を燃やし、必死にプッシュして、3位をつかんだ。今日のこのリザルトがうれしくて仕方ないよ。
(autosport web)
アレクサンダー・アルボン関連記事
- アルボン「ダニエルは僕を見ていなかったようで、引こうとしたが間に合わず接触した」:ウイリアムズ F1第4戦決勝
- サージェント「ステアリングのエレクトロニクス問題が再発。早く直すことが何よりも重要」:ウイリアムズ F1第1戦決勝
- ウイリアムズが3列目独占、サージェントが自己最高位「決勝ではストレートで皆を苦しめるつもりだよ」F1第22戦予選
- アルボン「スタートは文句なしだったが、僕にはどうすることもできなかった」ウイリアムズ F1第21戦決勝
- サージェントが母国で初入賞「今までの努力と進歩について、チームと自分を誇りに思う」ウイリアムズ/F1第19戦
- アルボン「スタートの見直しと改善が必要。悪いタイミングで悪い位置にいて弾き飛ばされた」ウイリアムズ F1第17戦決勝