2020年F1第5戦70周年記念GP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)

【】ベッテル、すべてを出し切り12番手「速さを見つけ出せず、行き詰まっている」フェラーリ【F1第5戦予選】

8月9日

 2020年F1 70周年記念GPの土曜予選で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは12番手だった。

 金曜FP2でエンジントラブルが発生したため、フェラーリはベッテルのICE(エンジン)、ターボチャージャー、MGU-Hを交換、シーズン2基目を投入した。これによるペナルティはない。

 Q1では1分27秒612(ソフトタイヤ)で14番手、Q2ではミディアムタイヤで走った後、ソフトに履き替えてアタックしたが、1分27秒078で12番手と、Q3には届かなかった。チームメイトのシャルル・ルクレールは、Q1で1分27秒427、Q2で1分26秒709、Q3で1分26秒614をマークし、予選8番手だった。

 エステバン・オコン(ルノー)が他車のアタック妨害により3グリッド降格ペナルティを受けた影響で、ベッテルは11番グリッドからスタートする予定。

2020年F1第5戦70周年記念GP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
2020年F1第5戦70周年記念GP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)

■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=12番手
 今日はたくさんのことを試した。自分の走ったラップには満足している。今日はマシンからこれ以上の力を引き出せたとは思わない。もっと速いタイムを出すには、グリップが必要だ。

 先週末よりマシンを改善してくれたエンジニアたちに感謝する。とはいえストップウォッチを見ると、違いは表れていない。行き詰っているように感じるし、チームメイトとこれだけの差で12番手となり、当然のことながらがっかりしている。でも、何らかの理由で僕らはこの位置にいる。単純に十分な速さがない。

 明日ポイント争いをするのは難しそうだが、ベストを尽くす。

(予選後の会見で語り)いつもとは状況が違う。答えが見つからない。でも僕は楽観的な人間だ。いつだって、次の日がいい日になるように、自分をリセットするよう心がけている。先週からずっと今の位置にいて、進歩を果たせずにいる。でもいいことに目を向けると、僕は自分のラップに満足している。すべてを出し切ったと感じるんだ。



(autosport web)