【】「ベッテルがアストンマーティンF1と3年契約」とイタリアメディアが報じる
8月7日
ここ数週間、アストンマーティン(現レーシングポイント)へのセバスチャン・ベッテルの移籍の噂が過熱している。オットマー・サフナウアー代表の自家用車にベッテルが乗り込む姿が目撃されるなどして、その噂はF1関係者の間ではほとんど既成事実と見られている。
そんな折り、イタリアの代表的スポーツ紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が6日付けの記事で、「ベッテル、アストンマーティンと3年契約を締結」と報じた。開幕前にフェラーリからの放出が発表されたベッテルは、1年間休むのではないかという観測もあった。しかし本人は現役続行の意志が強く、戦闘力のあるチームへの移籍が絶対条件だった。
同紙によれば「メルセデスからは断られ、レッドブルはベッテル復帰の可能性を明確に否定したことから、今季フェラーリをしのぐ速さを見せるレーシングポイントが最後の選択肢だ」とのことだ。
一方でサフナウアー代表は繰り返し、「現在の二人のドライバーには、来年まで契約が残っている」と言明してきた。しかしチームがその契約を最後まで尊重するとは、誰も信じていない。イギリスGP明けには、シルバーストンサーキット横にある同チームのファクトリーからベッテルが出てきたことを地元メディアがすっぱ抜いている。
再びガゼッタ紙によれば、「すでにベッテルとレーシングポイントは、仮契約を済ませている」という。「先週末のイギリスGPには、移籍が発表されるはずだった。ペレスとの来季に関するオプション契約が、7月31日で切れたからだ。しかしペレスにコロナウイルス陽性反応が出たことで、直前に発表中止となった」
ペレスがこれまでチームに多大な貢献をしてくれたことから、1、2週間の発表延期をサフナウアー代表が決めたという。
ペレスはメキシコに帰国した際に、ウイルスに感染したといわれている。公には事故に遭った母親の見舞いが帰国理由だが、パーソナルスポンサーである世界的大富豪カルロス・スリムと来季以降についての話し合いをしたともいわれている。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(翻訳・まとめ 柴田久仁夫)
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