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【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:3カ月の延期期間にマシンの問題を解決したフェラーリF1

6月17日

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 フェラーリは、2月に6日間実施されたバルセロナテストでマシンの問題点が明らかになった後、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大でF1世界選手権が延期を余儀なくされていた3カ月間を利用してチームの技術者たちが作業を続け、概ね解決させられたと考えている。

 チームはテスト期間、ギヤボックスに強度不足の問題があることを突き止めた。これを解決できれば、たとえそれと引き換えにギヤボックスの重量が増えたとしても、マシンのバランスが向上して、ラップあたりコンマ数秒稼げることが、シミュレーターを使ったテストで判明した。

 同時に、エンジンパワーも15馬力増すことが分かった。チームはこれによってラップあたりコンマ3秒縮めることができ、2020年シーズンがようやく7月第1週にオーストリアで開幕すれば、メルセデスやレッドブル・ホンダと肩を並べる走りが可能だろうと考えている。


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