XPB Images

【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:ドライバー契約の憶測に待ったをかけるメルセデスとルノー

5月27日

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

・・・・・・・・・・・・・・・

 メルセデスとルノーは今シーズンが開幕するまで、あらゆる2021年のドライバー契約を行わない姿勢を明確にした。フェラーリが早々にカルロス・サインツJr.との契約を発表し、これに呼応するようにマクラーレンがダニエル・リカルドの起用を決めたため、さまざまな憶測がとんでいる状況に歯止めをかける目的とみられる。

 ルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテル、バルテリ・ボッタス、フェルナンド・アロンソがいずれも確定していない状況下で、トト・ウォルフとしては契約を急ぐ必然性が薄い。しかも彼自身シュトゥットガルトのダイムラー本社との間で自分の契約交渉を行っている最中であり、一方でハミルトンが別のチームに行く心配はなく、ボッタスもルノーへの移籍よりはメルセデス残留を望んでいるためだ。

 現時点ではベッテルの行き先が決まっていない。一方で、アロンソの望みが叶うかどうかはひとえにルノーの判断にかかっている。他のチームが元世界チャンピオンの獲得に興味を示していない現状で、アロンソは無償で走ってもよいとしているが、その代わりに本来販売されるべきマシンやチーム用具への広告スペースを要求しているのだ。


…記事の続きはプレミアム会員登録後閲覧できます。

この記事はプレミアム会員専用のコンテンツとなります。

※プレミアム500(月額540円)会員登録を行う事で、厳選されたF速本誌の最新記事をお楽しみいただけます。

F1速報プレミアムとは
※会員登録後、本文記事が表示されない場合、ページの更新をお試しください。