2019年F1イタリアGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

【】F1バーチャルGP第2戦オーストラリア:フェラーリのルクレールが“今季初優勝”バトンは「本当のレースより難しかった!」

4月6日

 4月5日にF1 Eスポーツ・バーチャル・グランプリ第2戦が開催され、今回初参戦したフェラーリのシャルル・ルクレールが優勝を飾った。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年シーズン序盤8戦の延期あるいは中止が確定。シーズンが始まるまでの間にファンを楽しませるため、F1は公式Eスポーツ・バーチャル・グランプリを立ち上げた。レースは、本来のカレンダーに従って開催され、ベトナムGPが行われる予定だった5日にバーチャル・グランプリ第2戦が実施された。公式ゲームF1 2019が使用されるため、初開催のハノイ・サーキットは含まれていないことから、今回は中止となった第1戦オーストラリアGPのアルバートパーク・サーキットが使用された。

 今回参加した現役F1ドライバーは、フェラーリのルクレール、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボン、マクラーレンのランド・ノリス、アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィ、ウイリアムズのジョージ・ラッセル、ニコラス・ラティフィの6人。元F1ドライバーのゲストとしては、2009年のチャンピオンであるジェンソン・バトンがマクラーレンから出場、メルセデスは現在リザーブドライバーを務めるストフェル・バンドーンとエステバン・グティエレスを起用。また、アンソニー・デイビッドソンがレーシングポイントから、ジョニー・ハーバートがアルファロメオからエントリーした。

 予選ではルノーのクリスチャン・ランドガードがトップタイームをマーク。しかしペナルティで6番グリッドに降格となり、ルクレールがポールポジションについた。ルクレールは好スタートを決めて後続を引き離し、最終的に2位まで上がってきたランドガードと約14秒差での優勝を飾った。3位にはウイリアムズのラッセルが入った。ルクレールの弟アーサーは、一時2番手を走ったが、4位フィニッシュとなった。

 ルクレールは「やった! 今季初優勝だ!」とレース後にコメントした。
「すごく面白かった。世界中の人たちが、これを見て楽しんでくれたのだといいな。皆、体に気を付けて。厳しい状況だけど、皆を少しでもハッピーな気持ちにしたいと思っている」

 ノリスは通信あるいはPCのトラブルでスタートできず。チームメイトのバトンは、12番グリッドからスタートし、11位でフィニッシュした。バトンは「みんな、ありがとう。本当のレースよりはるかに難しかったよ」とコメントした。

 レッドブルのアルボンは、5番グリッドを獲得。しかしスタート直後にスピンを喫して後退、8位フィニッシュという結果だった。

【F1 Eスポーツ・バーチャル・グランプリ第2戦エントリーリスト】

■メルセデス:ストフェル・バンドーン、エステバン・グティエレス
■フェラーリ:シャルル・ルクレール、アーサー・ルクレール
■レッドブル:アレクサンダー・アルボン、ベン・ストークス
■マクラーレン:ランド・ノリス、ジェンソン・バトン
■ルノー:クリスチャン・ランドガード、アンドレ・ハイムガートナー
■アルファタウリ:ルカ・サルバドーリ、 ナンジオ・ツディスコ
■レーシングポイント:アンソニー・デイビッドソン、ジミー・ブロードベント
■アルファロメオ:アントニオ・ジョビナッツィ、ジョニー・ハーバート
■ハース:ピエトロ・フィッティパルディ、ルイ・デレトラズ
■ウイリアムズ:ジョージ・ラッセル、ニコラス・ラティフィ

■F1 Eスポーツ・バーチャル・グランプリ第2戦リザルト

■フィニッシュ

■予選・決勝の動画



(autosport web)