2019年F1イタリアGP マクラーレンを訪問したフェルナンド・アロンソ

【】アロンソ、コロナと戦う母国スペインの医療従事者に防護具4000個とマスク30万枚を寄付

4月3日

 新型コロナウイルス感染症COVID-19が大流行するなか、2度のF1世界チャンピオンであるフェルナンド・アロンソが、医療関係者への支援に踏み出した。ユニセフを通して大量の感染防護具やマスクを、母国スペインの医療従事者に寄付したということだ。

 4月3日時点でイタリアに次いで2番目に多くの死亡者が出ているスペインは、コロナウイルス危機により大きな打撃を受けている。ウイルスの蔓延を抑制するための制限措置が取られ、ほぼロックダウンに近い対策を政府が行っているにもかかわらず、感染者数や死亡者数はいまだ増え続けている。

 この状況に対してアロンソは懸念を表明し、スペインは対応が遅れたとして「他の措置をとることができたはずだ。それは僕の意見ではなく事実だ」とコメントしている。

 アロンソは、自国の見えない敵との戦いを支援するため、ユニセフに協力、それにより4000個の個人用の感染防護具と30万枚のマスクがスペインの医療機関に寄付された。

「僕は政治に関しては無知だ。現在の対策が正しいとも間違っているとも思わない」とアロンソはSNSで発言した。
「僕はただ、自分の家族や、イタリアや中国やここにいる友人たちのことが心配なんだ……」

 アロンソは2005年からユニセフに協力し、アンバサダーを務めている。


この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)