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【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:F1の大幅減収で小規模チームに危機

3月24日

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 4戦から7戦を失うことで、F1は深刻な財政的影響を被ることになる。主催者から開催料を徴収することができないことに加えて、相当な額のテレビ放送契約料を失うことになるだろう。こうした契約は実際に開催されたレース数と連動している傾向にあるからだ。

 どれだけの、またどのレースが中止されるかにもよるが、2020年の収入は良くても9000万ユーロ(約107億円)から、最悪のケースでは4億ユーロ(約477億円)の下落となるかもしれない。それに加えて、テレビ放送契約からの収入が3分の1から4分の1程度減収となることで、さらに1億5000万ユーロ(約180億円)から2億ユーロ(240億円)の下落が見込まれる。

 つまり短縮化された今シーズンを最下位で終えたチームでさえ、昨年と比べると1200万ユーロ(約14億3000万円)から3000万ユーロ(約36億円)の収益を失うことになる。このような筋書きはおそらくウイリアムズやハース、また様々な理由で現在財政面が不安定なチームに終止符を打つことになるだろう。


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