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【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:ハースF1オーナー、2020年の戦績次第では撤退も検討

3月4日

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 ジーン・ハースはアメリカのメディアとのインタビューで、自身がオーナーを務めるハースF1チームに対して強い警告を発した。アメリカ・サウスカロライナ州を拠点とする富豪のジーンは以下のように述べている。

「私としては、今シーズンの立ち上がりに注目している。今年も成績低迷するようなら、このままF1にとどまることが利益にかなうとは思えない」ジーンはさらにこう続けた。

「我々は5年間戦ってきた。これは実質的なテスト期間だった。5年間やってみて、その内容を検証したうえで、さらに続けるのかどうかを決めるということだ。私は何も続けないと言いたいわけではない。内容が検証されるべきなのだ。ただし、この先さらに5年間参戦するのであれば、これは大きな負担にもつながる」

 オーナーの発言で、チーム代表ギュンター・シュタイナーとスタッフには大きなプレッシャーがのしかかっているだろう。開幕からほとんどのレースでポイントを獲得する必要があるし、そうでなければ最終戦アブダビGPがチームの終着点となってしまうだろう。

 それは世界選手権への参戦権を得るという目的以外で他の企業がハースを引き取る理由がないからだ。ハースF1はマニュファクチャラーではないので、新たな買い手はF1に残るためにダラーラおよびフェラーリと、契約を結びなおさなければならなくなる。


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