2020年第1回F1プレシーズンテスト3日目:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

【】F1初回テストを終えたフェルスタッペン、PUに好感触「今年はペナルティを受けずに戦いたい。ホンダを信じている」

2月22日

 スペイン・バルセロナでの2020年第1回F1プレシーズンテスト3日目最終日、マックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボンがともに走り、レッドブルRB16・ホンダのテストを行った。

 2月21日、午前中の作業を担当したフェルスタッペンは、86周を走行し、1分17秒636(C2タイヤ)で16人中8番手だった。

 レッドブルのヘッド・オブ・レースエンジニアリングのギヨーム・ロケリンは、午前中にマシンに小さな問題があったがすぐに修復でき、フェルスタッペンはフルレースシミュレーションを完了したと述べている。

 レースシミュレーションを行う前、フェルスタッペンは、縁石にヒットした後、すぐにピットに戻り、しばらくコースに出てこなかった。フェルスタッペンの公式サイトによると、RB16のアンチロールバーに問題が見つかり、チームはそれに対応していたということだ。

 テストを終えたフェルスタッペンは、「今日もたくさんの周回を走ることができてよかった。テストの最初の週には、新車への理解を深めることがとても重要だからね」とコメントしている。

「今はラップタイムを追求してはいない。今の段階ではそれは重要ではないんだ。マシンに関するすべてのことをテストし、すべてがうまく機能し、高い信頼性を発揮するような状態を目指している。そのための作業に注力しているんだ」

「とてもポジティブなテストだった。3日間を通してマシンの感触はとてもよかった。マシンについて学ぶべきことはまだたくさんある。来週もその作業に取り組むよ。でも1回目のテストが終わった段階では、不満に思うことは何もない。満足だ」

2020年第1回F1プレシーズンテスト3日目:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年第1回F1プレシーズンテスト3日目:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 最初のテストを終えた段階でのホンダのパワーユニット(PU/エンジン)について聞かれたフェルスタッペンは、とてもいい感触を持っていると答えた。レッドブル・ホンダとフェルスタッペンは、今年、F1タイトル獲得を狙っており、そのためにはパワーユニット交換によるグリッド降格ペナルティは避けたいと、フェルスタッペンは考えている。

「去年は、パフォーマンスが改善した場合のみ、パワーユニットを交換した。毎回、大きなアップグレードがなされた。でも今年は(交換による)ペナルティを受けずにシーズンを戦いたい。バルセロナではまだ最大のエンジンモードでは走ってはいないが、今のところ、ホンダのパワーユニットはスムーズに動いているし、いい感じだよ」とフェルスタッペンがコメントしたと、彼の公式サイトは伝えている。

「ホンダは全力で作業にあたっている。僕らは常に前進することを目指し、今シーズンに向けて大きな進歩を果たしてきた。今までホンダが示した見通しは、すべて実現されている。これからもそうであると僕は信じているよ」

「僕らは正しい方向に向かっている。もちろん、ライバルたちも必死に作業にあたっているから、僕らはそれ以上の努力をする必要がある」



(autosport web)