【】ホンダF1、テスト1を順調に終了、3日間で855周「有意義なテスト前半。一層の改善狙い膨大なデータを分析する」と田辺TD
2月22日
2020年第1回F1プレシーズンテスト3日目最終日、ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)を搭載するレッドブルとアルファタウリはそれぞれレースドライバーふたりを走らせ、データ収集にあたった。
2月21日、レッドブルは午前中にマックス・フェルスタッペン、午後にアレクサンダー・アルボンを走らせた。フェルスタッペンは86周を走行し、1分17秒636(C2タイヤ)で16人中8番手、アルボンは83周のなかで記録した1分18秒154(C2タイヤ)で10番手だった。
午前中にアルファタウリのテストを担当したダニール・クビアトは、62周を走り1分17秒427(C4タイヤ)で5番手。午後のピエール・ガスリーは、1分17秒783(C4タイヤ)で9番手、59周を走行している。
「2020年のプレシーズンテスト3日目の今日も、両チームとも大きな問題なく多くの周回を重ねることができました」とホンダF1テクニカルディレクターの田辺豊治氏はコメントしている。
「午前中はクビアト選手、午後はガスリー選手がドライブしたスクーデリア・アルファタウリ・ホンダはトータル121周、同様にランチブレイクでドライバーを交代したアストンマーティン・レッドブル・レーシングは午前がフェルスタッペン選手、午後はアルボン選手が担当し、合計169周を周回しました。今日はスクーデリア・アルファタウリがPU(パワーユニット/エンジン)の最適化を継続、一方のレッドブル・レーシングはレースシミュレーションに取り組み、多くのデータを収集しています」
「今日でテスト1が終了となり、これでオフシーズンに走行可能な6日のうち半分を終了しました。この3日間は天気もよく、赤旗による中断が比較的少なかったため、大きなトラブルもなく十分走り込むことができました。ホンダとしてトータルで855周、3980kmを走行し、我々にとって有意義なテスト前半になりました」
「ここから来週水曜のテスト2の開始まで4日を挟みますが、日本、イギリス、スペインにいるエンジニアたちにとっては、さらなる改善に向けて膨大なデータを分析する多忙な日々が続きます」
第2回テストは2月26日から28日に開催される。
(autosport web)
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