ベッテルは、今後はレースがより接戦になることを望んでいる
【】「2019年のウイング変更は効果がなかった」コース上のバトルを望むベッテル、2021年のF1新規則に期待
1月25日
もしセバスチャン・ベッテルが魔法の杖を手に入れ、F1を改善するためにひとつのことを変えられるとしたら、彼はどうするだろうか。
そういう問いに対し、「もし魔法の杖を持っていたら、おそらく他のことに使うよ」と4度のF1世界チャンピオンであるベッテルは答えた。
「でもレースやF1に対して使わなければならないのなら、僕たちにとって重要なのは、もっと激しく競り合うようになることだ。だから競争の場を公平にして、コース上でのオーバーテイクのチャンスを増やしたい」
「接戦になって、一度抜いても抜き返されて、またオーバーテイクする、ということを可能にしたいんだ」
オーバーテイクや接戦をさらに増やすことは、2021年のF1レギュレーション大改訂の目的となっている。後続車が空力ダウンフォースの多くを失って不安定になることなく前のマシンに近づいて追い抜けるようにすることを、FIAとF1は目指している。
「どれだけのことを達成できるかは、今の時点では分からない」とベッテルは語った。
「昨年は大きな違いを生み出すために、新しいフロントウイングが導入されたけれど、結局違いは出なかった。2021年に向けたルールが大きな影響をもたらすと確信しているが、どれだけ大きな影響になるのかは、見守っていかなければならないね」
2019年のフロントウイングは、後方への乱流を抑えるため、前年までの複雑なフロントウイングよりも簡素なものとなったが、狙いどおりにオーバーテイクのチャンスを大幅に増やすことはできなかった。
(grandprix.com)
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