【】ベッテル「自分はF1ドライバーとして最強だと信じている」ルクレールとの対決を恐れず
1月4日
フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、2019年にチームメイトのシャルル・ルクレールに敗れたものの、自信を失ってはいないと語った。ドライバーとして勝利を目指す上で、チームメイトとの戦いを避けて通ることはできず、どれほど強力な相手でも挑むことを恐れはしないとベッテルは言う。
4度の世界チャンピオンであるベッテルは、2019年には、期待の若手であるルクレールからの大きなプレッシャーに直面、ドライバーズランキングでルクレールに敗れた。ルクレールは2回の優勝を挙げたが、ベッテルの優勝回数は1回であり、予選結果ではルクレールが12対9で勝っている。
ベッテルは2014年にも似たような苦境に陥った。レッドブルに在籍していた当時、チームメイトのダニエル・リカルドにあらゆる面で敗れ、ベッテルはそのシーズン末でチームを去り、フェラーリに移籍した。
強いチームメイトを持つことは、ベッテルにとって問題なのだろうか?
「僕はそのようにはまったく考えていない」と32歳のベッテルは『Motorsport-Magazin』のクリスチャン・メナスに語った。
「人々が2014年について言及することは理解できる。僕は記録上、ダニエルに負けた。でも2014年には、いくつかのことが僕たちが望んだようにならなかったことも確かだ」
「2014年の僕の主な目標は、表彰台を目指すことでもなく、5位でフィニッシュすることでもなかった。僕の目標は優勝することだったんだ」
「おそらく当時の僕の姿勢は、ダニエルとは少し違っていただろう。でもそうしたことを超えたところでも2014年は素晴らしい年とは言えなかった」
「運が悪かったとは言いたくない。でも何度か落胆させられた。マシンがあるべき性能を出せなかったようなことにね。そうしたことが状況や数字を歪めてしまうことがあり得るんだ」
ベッテルは自身のパフォーマンスについて率直な見方をしており、自分が倒せない相手はいないという自信を持っていると言う。
「2019年がどのような年だったかについて理解しているし、それについて自分がどう感じているのかについても分かっている。それが重要だ」とベッテルは付け加えた。
「僕は2014年のダニエルの成功を、チームメイトとしてじかに目撃した。今も同じことをしている。それについては何の問題もない」
「でも僕はグリッド上のドライバーすべてを倒すことができるという自信を持っている。僕は競争を恐れていない」
「その逆では意味がない。勝ちたいが競争を恐れるという状態は成り立たないんだよ」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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