2019年F1第20戦ブラジルGP予選日 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

【】F1第20戦ブラジルGP予選トップ10ドライバーコメント(2)

11月17日

 2019年F1第20戦ブラジルGP予選でポールポジション〜5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 予選=5番手

2019年F1第20戦ブラジルGP予選日 バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2019年F1第20戦ブラジルGP予選日 バルテリ・ボッタス(メルセデス)

 ここブラジルではいつものことだけど、今日もかなり接戦だった。でも僕には少し足りないものがあった。FP3で苦労して大きく遅れをとってしまったが、予選のなかで徐々に上位に近づいていった。Q3ではマシンのポテンシャルをほぼ最大限に引き出したと思う。
 Q3でのラップにはとてもいい感触を持っていた。あと100分の数秒くらいは引き出せたかもしれないけれど、今日はポール争いができるだけの速さはなかった。

 レースを2列目からスタートすることになるので、そこから何ができるのか楽しみだ。僕らのマシンはレースで強いけれど、レッドブルもロングランがかなりよさそうだ。明日はエキサイティングなレースになる。何が起こるか分からないから、前向きな気持ちで、良い戦いをするのを楽しみにしていよう。

■スクーデリア・フェラーリ
シャルル・ルクレール 予選=4番手

2019年F1第20戦ブラジルGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2019年F1第20戦ブラジルGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

 最高の予選だったとは言えない。チームは素晴らしいマシンを用意してくれたから、今日はポールを獲るだけのポテンシャルがあったと思っている。
 Q3最初のラップの最終コーナーでミスをしてしまった。がっかりだよ。そこでコンマ3秒ほど失ったんだ。グリッドペナルティで中団からスタートすることが決まっていたから、大きな違いはなかったけどね。

 午前中のFP3では、レースペース改善を狙って、燃料を多く積んだ状態で走行した。僕らにとって一番改善の余地があるのは、このエリアだと思っているんだ。今朝学んだことを明日生かすためにベストを尽くすよ。

 ミディアムタイヤで予選Q3に進めたのはいいことだ。そのことでアドバンテージを得て、ポジションを上げられることを期待している。簡単なレースではないだろうが、できる限り多くの順位を取り戻して、表彰台をかけて戦えるよう、精一杯走るよ。

(formula1.comに語り)今日はポールを獲るのが無理だったとは思っていない。自分には本当にがっかりしている。大きなミスで少なくとも0.3秒は失った。完全に自分のせいだ。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。なのに僕は、ポールを獲る力があるマシンに乗りながら、自分の仕事をしなかった。

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 予選=3番手

2019年F1第20戦ブラジルGP予選日 ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2019年F1第20戦ブラジルGP予選日 ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 難しい予選だった。接戦になることは分かっていたが、結局僕らにはポールを穫るだけのペースがなかったんだ。FP3では強さがあった。でも、予選になるとフェラーリとレッドブルが素晴らしいペースを発揮して、ストレートでかなり差をつけられてしまった。
 タイムを削っていき、最後のラップは僕らに可能な最高の出来だったと思う。マシンにはもう一滴の力も残っていなかったんじゃないかな。

 トップ3に入れてうれしい。このポジションなら、優勝争いにおいて良いチャレンジができるだろう。金曜に試したロングランではペースはよさそうだった。今シーズンを通して、そこが僕らの強みのひとつだ。明日は今週末初めて、路面温度が50度まで上がるかもしれないから、誰もが苦労することになるだろう。それを意識してセッティング作業に取り組んでいた。明日それが効果を発揮してくれるといいね。

(FIA記者会見で語り)僕らはライバルたちと比べるとパワーの面で劣っている。ストレートでマックス(・フェルスタッペン)にかなり負けていたと思う。ただ、僕らはストレートでのペースが足りないだけで、マシンの感触はとてもいい。決勝ではスティントの長さの面で有利にレースを進められるといいね。いずれにしても、フェラーリの2台に割って入れるというのはいつだってうれしいことだ。

■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=2番手

2019年F1第20戦ブラジルGP予選日 セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
2019年F1第20戦ブラジルGP予選日 セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)

 マックスのラップはとても速かったから、僕らとしてはフロントロウを確保できたことに満足している。期待どおりのパフォーマンスを発揮することができたし、ラップタイムがトップにわりと近かったのもよかったと思う。決勝に向けていいポジションをつかむことができた。
 マシンに改善を施したところ感触が良くなり、予選で強さを発揮した。決勝に向けて好調だと感じており、比較的楽観的に見ているけれど、実際どうなるかは明日にならないと分からない。少し気温が高くなるはずだから、タイヤのケアをすることと、正しい戦略を採ることが重要になる。

 それから良いスタートを切ることも大切だ。インテルラゴスでは天候が予測不可能で、晴れる可能性もあるが雨になるかもしれない。71周は長いレースだけれど、楽しくなると思うよ。

(FIA記者会見で語り)マックスの2回目のランのタイムには少し届かなかったから、正々堂々と戦った結果、僕らは負けたのだと認めなければならない。それにしても少し驚いたよ。彼らの速さにというより、彼らがストレートで速かったことにね。

 いつもならストレートでは僕らが一番速くて、その代わりコーナーで遅れを取る。でも今日はストレートで僕ら同様、マックスとアレックス(アルボン)も速かった。

 難しいレースになりそうだ。レッドブルとメルセデスの方がタイヤマネジメントがうまくできるからね。でも僕らには速さとパワーがある。だから慎重に考えつつも、楽観的に見ているよ。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング

 今日ここでポールを獲得できて、とてもうれしい。マシンとエンジンがともに強力なパフォーマンスを発揮した。昨夜、改善のための作業を行い、FP3の後にもマシンを最終調整した。その結果、予選でマシンが素晴らしい挙動を見せた。
 Q1からマシンは飛ぶように走り、Q3では温度の上昇により少し難しかったが、それでもマシンの感触はよかった。セクター2で最速タイムを出して、2番手に0.1秒以上の差をつけてポールを獲得できたのは、僕らとホンダが強力なパフォーマンスを発揮したからこそだ。

 僕らのマシンは通常レースペースがいいから、明日もそうであることを願っている。エキサイティングで楽しいレースになるはずだよ。明日をいい結果で締めくくりたいね。

(FIA予選トップ3記者会見で語り)僕らは一年を通してシャシー面でもエンジン面でも大きな改善を果たしてきた。これからもこの調子で作業を続けていくが、もちろん今シーズンの進歩についてはとても満足している。

(「キャリア2回目のポール」と言われて)今、2回目と言ったけど、僕は3回ポールを獲った。自分自身では(メキシコを含めて)これが3回目だと考えている。
 3回ポールを獲れたことはもちろんとてもうれしい。だけど、レースの回数はそれよりずっと多いのだから、もっと何度も獲りたいよね。



(autosport web)